マクドナルドのドライブスルーで悲劇的な事故が起きる
先日、カナダのバンクーバーにあるマクドナルドのドライブスルーで、男性が自分の車に轢かれて死亡するという悲劇的な事故が起きた。
警察が回収した監視カメラの映像によると、男性は注文した商品の代金を払おうとした際に、うっかり地面に落としてしまった“あるもの”を拾うために車から身を乗り出した。地元紙のVancouver Sunは、男性が拾おうとしたのはクレジットカードだったと伝えている。
このとき男性は車を停車させていなかったため、車が前進し、そのまま店舗の壁に激突。男性は自分に向かって勢いよくぶつかってきた車のドアとフレームに挟まれて身動きが取れず、脱出することができなくなった。通報を受けて駆けつけた救急隊が現場で蘇生を試みたが、すでに手遅れだったという。
恐らく、カードを落としてしまったことばかりに気を取られて、停車させることを忘れてしまったのだろう。今回の件に関しては、ギアをパーキングに入れて停車さえすれば防げる事故だとは思うが、万が一、ドライブスルーの窓口で何かやりとりをしている際に車の外に物を落としてしまっても、決して焦らず、自分でどうにかするのが難しい場合は店員に声をかけるようにしよう。
ちなみに、2016年にも同様の事故がアメリカのマクドナルドのドライブスルーで起きている。当時19歳だった少年が、支払いの際に風で飛んでしまった現金を拾おうとしたときにブレーキペダルから足が離れ、誤ってアクセルを踏んでしまい、最終的に頭が車のドアと壁の間に挟まってしまった。駆けつけた警察官によって救助された少年はその後病院に搬送され、一命を取りとめたという。(フロントロウ編集部)