『セックス・エデュケーション』のエイミー・ルー・ウッドとジリアン・アンダーソンが、エイミーの成長についての思いを語った。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『セックス・エデュケーション』シーズン2とシーズン3の内容が含まれます。

シーズン3で描かれたエイミーの変化

 ついに待望のシーズン3が配信開始となったNetflixドラマ『セックス・エデュケーション』。ファンが首を長くして待っていたオーティスとメイヴのその後、エイミーの様子、ジーンの妊娠などが描かれ、早速大きな話題となっている。

 シーズン1と比べると、登場人物たちの成長が強く感じられるストーリーとなったシーズン3。そして、エイミー・ルー・ウッドが演じるエイミーにも変化があった。

 シーズン2でバスのなかで痴漢被害に遭ったエイミーは、その後、加害者の存在に怯え、バスに乗ることも難しくなった。エイミーをサポートする女友達とのシスターフッドが描かれたシーズン2のエピソード7は高い評価を受けているが、シーズン3では、当然のことながらエイミーがまだ被害の影響に苦しんでいることが分かった。

 エイミーは米E!のインタビューで、「彼女はあの事件が起こる前の自分でいたかったけど、そうはならない」としたうえで、エイミーというキャラクターを演じたことについて、こう語る。

 「私たちの日常では、一生自分たちに影響し続けることが起こる。そしてそれは私たちを変える。その内側で起きた大きな変化を乗り越えようとするキャラクターを演じるのは非常にエモーショナルなものだった」

ジーンがエイミーにかけた“あの言葉”

 そして、シーズン3で描かれた新たな繋がりといえば、エイミーとジーン。性に関する専門家であるジーンの助けを、エイミーが受ける決意をし、そして描かれた2人のカウンセリングのシーンでは、性暴力被害に遭う前の自分に戻りたいと話すエイミーに、ジーンが「元には戻れない。でもそれでいいの」と答える…。

 エイミーの心の旅について、ジーンを演じるジリアン・アンダーソンは米E!にこう語る。

 「彼女は、最初はそれはたいしたことではないとスルーしようとした。多くの女性がそうするように。彼女には友人たちの助けがあり、とくにメイヴはそれ(痴漢被害)を真剣に受け取り、通報するように励ました。私たちはそれ(痴漢被害)がその後の彼女の人生で様々な面において影響を及ぼすことを見る」

 エイミーは以前、『セックス・エデュケーション』では性暴力被害は乗り越えるようなものではなく、その影響は長く続くものだと描かれたことを称賛していたが、シーズン3のジーンのセリフについて、「それは、聞きたくないことだと思う。でも同時に、それは開放的なことでもある」とコメント。

 エイミーが自分の意見を言うようになり、新しい強さや成長を見せたことは「素晴らしい」と話した。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.