ファッションデザイナーであるトム・フォードのことを長年支え続けた夫リチャード・バックリーが亡くなった。(フロントロウ編集部)

リチャード・バックリーが72歳で死去

 雑誌Women's Wear Dailyをはじめ、Vanity Fairでキャリアを積み、Vogue Hommes Internationalの編集長を務めたリチャード・バックリーが72歳で亡くなったことが発表された。

画像1: リチャード・バックリーが72歳で死去

 リチャードといえば、グッチ(Gucci)やサン・ローラン(Saint Laurent)を渡り歩き、今では自身のブランドを持ちながら、映画監督としても活躍するトム・フォードの夫ということでも知られており、30年以上を共にしてきた。

 トムとリチャードは1986年に出会い、交際に発展。その後、代理母を通して第1子であるアレキサンダー・ジョン・バックリー・フォードを授かり、2014年に結婚。ファッション界きってのパワーカップルだった。

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 しかしリチャードは、病名は明かされていないものの、闘病生活を送っていたようで、現地時間9月19日に72歳でこの世を去った。トムの代理人は「トム・フォードは、35年間連れ添った最愛の夫、リチャード・バックリーの死を、深い悲しみと共にお知らせします。リチャードは昨夜、ロサンゼルスの自宅で、トムと息子のジャックがそばにいる中、静かに息を引き取りました。長い闘病生活の後の自然死でありました」と声明を出している。

 リチャードの死を受けてファッション業界にも悲しみが広がっており、2人の子供ジャックのゴッドマザー(名付け親)であるステラ・マッカートニーは、「リチャードを親愛なる最愛の友人と呼べることは名誉なことであり、あなたたち(家族)の人生に残された大きな穴を考えると、私は深い深い悲しみに包まれます。彼はとても愛され、尊敬され、トムとジャックに夢中で情熱的に尽くしていたので、彼の人生は完全に完成していました。リチャード、私たちはあなたを愛しているし、あなたを恋しく思います。あなたの戦いは終わりましたが、あなたはいつも私たちの心の中で生き続けています」とインスタグラムで追悼している。(フロントロウ編集部)

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