『ビクトリアス』でブレイクしたアリアナ・グランデ
米現地時間9月20日に人気オーディション番組『ザ・ヴォイス(The Voice)』のシーズン21の全米放送がスタートして、ついに審査員としてデビューを果たしたシンガーのアリアナ・グランデ(28)。アリアナといえば、すっかりシンガーとしてのデビューが定着しているが、元々はテレビドラマの出身で、初めてブレイクしたのは、米ニコロデオンで2010年から2013年にかけて放送された人気ドラマ『ビクトリアス』でキャット・バレンタインを演じたことがきっかけ。
その後、『ビクトリアス』のスピンオフ・ドラマ『サム&キャット』で主演を務めるなどしたアリアナは、作品内で披露した歌声が高い評価を得て、シンガーとしてもデビュー。その後の活躍はご存知の通り。
アリアナ・グランデが『ビクトリアス』のオーディションを振り返る
『ザ・ヴォイス』の放送に先立ち、番組で共に審査員を務めるシンガーであるケリー・クラークソンが司会を務めるトーク番組『The Kelly Clarkson Show(原題)』に出演したアリアナは今回、その週の番組のテーマだった「 "I Love L.A." week(“ニューヨーク大好き週間”の意)」に合わせて初めてロサンゼルスを訪れた時を振り返り、珍しく『ビクトリアス』にまつわるエピソードを披露した。
アリアナによれば、フロリダ州で生まれ育った彼女が初めてロサンゼルスに来たのは『ビクトリアス』のオーディションを受けた時だったといい、当時について次のように振り返っている。「私が初めてL.A.に来たのは、『ビクトリアス』のコールバックの時。すごく緊張していたけど、楽しみでもあった」。
司会のケリーから「当時は幼かったでしょ?」と訊かれると、「当時はものすごく幼かった。14歳だった私は、そのコールバックまでL.A.に来たことがなかったの」とアリアナ。「ママからはこう言われた。『本当にできると思う? 滞在できる場所を探しましょう。アパートを借りた方がいいかしら。どう思う?』って。(結果が出るまで)すごく待たされたの」。
「コールバックから次のコールバックまでの期間がすごく長くて、私たちはホテルに泊まっていたの。私としても、『そう願ってるけど。どうだろうね』っていう感じだった。それから、ありがたいことに(役をもらえた)。もし役をもらえていなかったら、どうなっていただろうね?」。
オーディションの結果を待っていたなかで、母ジョアンは余裕をもってアパートの契約を進めていたようで、「ママとしては、『少なくともあと半年はここの契約が残っているから』っていう感じだったから」とアリアナ。オーディションに合格したおかげで、アパートの契約を無駄にせずに済んだと振り返った。
(フロントロウ編集部)