マシン・ガン・ケリーがフェスティバルでパフォーマンス中にロックバンドのスリップノットをディス。二組の間に一体何が起きている?(フロントロウ編集部)

マシン・ガン・ケリーがスリップノットをディス

 2020年9月にリリースした最新アルバム『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』で、ラップからパンクロックへと舵を切ったことが大きな話題になったマシン・ガン・ケリー(31)が、米現地時間9月19日にイリノイ州シカゴで開催されたロックフェスRiot Festに出演。ステージの1つでトリを務めたのだが、その際にステージ上で行なった発言が話題になっている。

画像: マシン・ガン・ケリーがスリップノットをディス

 この日、会場ではマシン・ガン・ケリーと同じ時間に別のステージでロックバンドのスリップノットがヘッドライナーとしてパフォーマンスを行なっていたのだが、マシン・ガン・ケリーはパフォーマンス中にこのことに言及して、「ライトを掲げてくれ。マスクを被った年老いた奇妙な連中じゃなく、ここに来ることを選んでくれた人たちを俺に見せてくれ」と、マスクを被ってパフォーマンスを行なうことで知られるスリップノットをディス。

 さらに、「なあ、俺がやっていなくて良かったと思っていることを知っているか? 50代にもなって、ステージで気味が悪いマスクを着けていることだよ」とも発言して、スリップノットを口撃した。

マシン・ガン・ケリーがコリィ・テイラーを標的にした理由

 マシン・ガン・ケリーはその後、具体的にはスリップノットの中でもフロントマンであるコリィ・テイラー(47)を標的にしたとして、その理由についてツイッターで次のように説明している。

 「コリィは俺の『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』のアルバムに収録されている1曲でヴァースを歌ってくれたんだけど、最悪な出来だったんだ。だから使わなかったんだよ。彼は怒って、雑誌で自分も参加しようとしていたアルバムを酷評したんだ」

 コリィは今年2月にポッドキャスト『Cutter’s Rockcast(原題)』に出演した際、マシン・ガン・ケリーの名前こそ出さなかったものの、「1つのジャンルで失敗したことをきっかけにロックに進むことを決めたようなアーティストたちが嫌いなんだ。誰のことを言っているか、本人は自覚があるんじゃないかな」と、マシン・ガン・ケリーを批判するような発言をしており、マシン・ガン・ケリーは今回のツイートでコリィのこの発言に言及したと見られている。

画像: マシン・ガン・ケリーがコリィ・テイラーを標的にした理由

コリィ・テイラーがマシン・ガン・ケリーからのディスに反応 

 マシン・ガン・ケリーからのディスは、コリィ本人の耳にも届いたようで、コリィはそれを受けてツイッターを更新。「プライベートのことをガキみたいに話す奴らは好きじゃないんだ」とマシン・ガン・ケリーを揶揄した上で、「俺が言いたいのはこれだけ。俺があの曲に参加しなかったのは、誰かが『俺のために書こう』とするのが好きじゃないからだ。俺が奴らに『ノー』と言った」とツイート。

 自分がマシン・ガン・ケリーの『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』に参加しなかったのは、マシンガン側がコリィのやったものに違う方向性を提案してきて、それが嫌だったから断ったということのよう。その証拠として、アルバムのプロデューサーを務めたブリンク182のドラマーであるトラヴィス・バーカーと交わしたメールのやり取りのスクリーンショットをアップしており、トラヴィスからのメールには、マシン・ガン・ケリーがコリィを絶賛しているとも記されている。

 すると、マシン・ガン・ケリーはコリィのこのツイートに直接リプライを送る形でリアクション。「前提として、アンタのヴァースはマジで最悪だったんだ。リスペクトを込めて言うけど、マジで最悪だったから、俺はアンタに書き直してほしいと言ったんだよ。リスペクトを込めた上でね」と、コリィのヴァースを使わないことを決定したのはあくまで自分たちだと改めて主張した上で、「まあ、とにかく、一緒にブリトニー・スピアーズの曲のカバーでもやろうぜ」と、ジョーク混じりに共演を再オファーした。

 コリィは現時点でマシン・ガン・ケリーからのリプライに反応を示していない。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.