ヴァレンティノが販売するフーディのデザインが斬新
世界ではワクチン接種が進んでおり、なかにはワクチンパスポートが導入されている国も。イベントの参加時にワクチン接種証明書の提出が求められるなどワクチン証明が広がりを見せるなか、ファッションブランドのヴァレンティノ(Valentino)が、斬新なアイテムを発表。それは、「Vaccinated(ワクチンを打った)」とデザインされたフーディ。
じつはこのフーディ、最初からヴァレンティノが作っていたのではなく、デューク・クリスチャン・ジョージ3世が立ち上げたコピーブランド、クローニー(Cloney)が先に販売しており、ヴァレンティノのデザイナーであるピエールパオロ・ピッチョーリが買い占め。そしてピエールパオロがデュークに連絡を取り、ヴァレンティノのアイテムとして販売されるようになった。
ピエールパオロが買い占めたクローニーのフーディは、レディー・ガガにもプレゼントされたようで、ガガはヴァレンティノのマークと「Vaccinated」がデザインされたフーディを着用する姿をインスタグラムにアップしていた。
ピエールパオロのワクチンに対する思い
今回ワクチン接種をアピールするフーディを販売することになったピエールパオロは、「フリルやリボンについて語ることもできますが、時には声を使って自分が本当に信じていることを言わなければなりません。私はワクチン接種を受けることが社会的責任だと信じています。ワクチンを接種しないことは、自由の象徴ではありません。それは他人を尊重しないことの象徴です」と強い言葉でワクチン接種についての持論を米New York Timesに語った
ヴァレンティノのワクチン接種をアピールするフーディは、オフィシャルサイトで販売され、収益の100%がユニセフに寄付され、ワクチンの公平なアクセスを目指すWHOのCovaxプログラムでの活動を支援する寄金になる。(フロントロウ編集部)