バルマン2022年春夏コレクションが豪華すぎる
ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)のレディース&メンズチームで経験を積んだ後、2009年にバルマン(Balmain)のデザイナーズチームへ移動し、2011年にメンズ&レディースのクリエイティブデレクターに就任したデザイナーのオリヴィエ・ルスタン。
25歳という若さでバルマンを任されたオリヴィエは、セクシーかつゴージャスなアイテムを展開。2015年にはH&Mとのコラボが大きな話題になった。
そんなオリヴィエがバルマンのデザイナーに就任して10年が経ち、最新コレクションではオリヴィエのバルマン10周年をお祝いすべく、多くのセレブが集結。
ファッションショーは2部構成になっており、1部はいつも通りの最新コレクション。2部はなんとビヨンセのメッセージがバックに流れるなか、元祖スーパーモデルたちがバルマンの服を身にまといランウェイをウォーキング。
ビヨンセのメッセージの中には「あなたが登場する前はあなたのような容姿の人が、歴史あるパリのクチュールメゾンですべてのコレクションを指揮できるとは、権力者たちは想像しにくかった。そう、それは特別な瞬間だった」と黒人デザイナーとしてオリヴィエが様々な道を切り開いたと称え、続けて、「あなたは私が音楽を通して表明するのを手伝ってくれた。あなたは私のメッセージをさらに大きくしてくれた。あなたのデザインは私をパワフルにしてくれました。ありがとう」「バルマンは、美と変化の両方を実現するあなたの素晴らしいツール。あなたの展望、信念、そして才能は、私たち全員に影響を与え、感動させた。あなたを友人と呼べることをとても誇りに思う。記念日おめでとう。次の10年も楽しみにしています」と共に作り上げてきた作品や今後についても触れた。
このビヨンセのメッセージをバックに、ナオミ・キャンベルやカーラ・ブルーニ、カレン・エルソン、ナタリア・ヴォディアノヴァだけでなく、俳優のミラ・ジョヴォヴィッチもランウェイを歩いた。
2020年は自宅の暖炉が爆発し、腕に大やけどを負う騒動があったオリヴィエだったが、見事に復活し、10周年にふさわしいショーを行なった。(フロントロウ編集部)