2016年にこの世を去ったキャリー・フィッシャーの娘で俳優のビリー・ロードが、7歳の頃から母親の面倒を見ていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

2016年に60歳で亡くなったキャリー・フィッシャー

 映画『スター・ウォーズ』シリーズでレイア姫を演じた女優キャリー・フィッシャーは、2016年12月にロンドンからロサンゼルスへ向かう飛行機の中で深刻な心臓発作を起こし、着陸後近くの病院に緊急搬送。その後、残念ながら意識を取り戻すことはなく、わずか2日後に60歳という若さで帰らぬ人となってしまった。

画像1: 2016年に60歳で亡くなったキャリー・フィッシャー

 レイア姫がサプライズで登場した『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で撮影された8分間の未使用の映像を復元しただけではなく、キャリーの娘であるビリー・ロードがボディーダブルを担当し、見事にレイア姫を蘇らせたことでも話題に。

 そんなキャリーの娘であるビリーが、母親から学んだことをポッドキャスト番組『New Day』で語った。

画像2: 2016年に60歳で亡くなったキャリー・フィッシャー

幼少期から母親の面倒を見ることが仕事だった

 ビリーは2020年に俳優のオーステン・ライデルとの間に授かった第1子キングストン・フィッシャー・ロード・ライデルを出産。ビリーはキャリーの娘とのことで優雅な生活を送っていたと思いきや「母が生きていたときの私の主な仕事は、彼女の面倒を見て、彼女が大丈夫かどうかを確認することだった」とインタビューで衝撃告白。

 ご存知の通りキャリーは生前、薬物依存と精神疾患と闘っていることをオープンにしており、1987年に発表した著書『ポストカード・フロム・ザ・エッジ』では、13歳で初めて大麻を吸ったこと、さらにその後コカインやLSD、鎮痛剤などの薬物にも手を出したことを明らかに。亡くなったキャリーの体内からもコカインを含む複数の薬物が検出され、最期まで薬物を使用していたことがわかった。そのためビリーの仕事は母親が大丈夫かどうか確認することだったそう。

画像: 幼少期から母親の面倒を見ることが仕事だった

 続けてビリーは母親キャリーとの生活について「私は7歳だったけど、ほとんどの場合、私が母の主な支えだった。それは本当に大変なことで、私が彼女の親友だったからこそ、私は本当に早く成長したのだと思う。私は彼女の母親であり、彼女の子供であり、彼女のすべてだった。これは、私が子供にしてはいけないことの1つ」と語り、「母が教えてくれたことはたくさんあるけど、正直なところ、やってはいけないことの方が価値があるかもしれない。そして、それこそ私が息子にしないこと。私が感じていたようなプレッシャーを与えたくない」と、母親を反面教師にしているとコメント。

 キャリーとの壮絶な過去があったからこそ学んだ、子供にしてはいけないこと。ビリーはそれでも母親を愛しており、息子の名前に母親の姓であるフィッシャーという名前を入れている。(フロントロウ編集部)

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