乳がんの啓蒙活動「ピンクリボン」
ピンクリボン活動とは、1980年代、アメリカの乳がんで若くして亡くなった女性の家族が「同じ悲しみを繰り返さないように」という願いを込めて作ったリボンからスタートしたとされる、乳がんの啓蒙運動。
現在では、乳がんの正しい知識を広め、早期発見の重要性を呼びかける世界共通のシンボルマークとして「ピンクリボン」が広く知られている。
乳がんの患者やその家族にやさしい社会を実現するため、海外でも毎年多くのビューティーブランドがピンクリボンの啓蒙活動を実施。乳がんの早期発見、適切な治療の呼びかけ、乳がんのしこりがないかを調べるセルフチェック、ピンクリボン基金、啓蒙グッズの展開など、さまざまなピンクリボンの支援活動を行なっている。
今回は、そんな乳がんの啓蒙運動を行なう海外のビューティーブランドを6つご紹介。女性にとっても身近な存在であるコスメやスキンケア製品を通して、乳がんに対する理解を深めてみて。
エスティ ローダー(Estée Lauder)
エスティ ローダー(Estée Lauder)は、ピンクリボンキャンペーンの支援製品として、ピンクの迷彩柄が描かれた「アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス」50mL専用のスリーブがついた
ピンクリボン限定パッケージを発売。
この製品の収益は、米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などに寄付され、医療研究などに役立てられる。
ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)
ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)は、乳がんのない世界を創ることを目的としたエスティ ローダー グループの社会貢献活動「乳がんキャンペーン」の開催に合わせて、ピンクの限定パッケージをまとった「クラッシュド オイル インフューズド グロス」の現品2本セットを発売。
柔らかなニュートラルピンクの「03 ニューロマンティック」と、こなれ感のあるブライトローズの「05 ラブレター」がセットになった製品で、こちらは本体価格の5%が米国乳がん研究基金(BCRF)などに寄付される。
アヴェダ(AVEDA)
アヴェダ(AVEDA)は、ピンクリボンキャンペーンの支援製品として、アヴェダで長年愛されている「シャンピュア ハンドクリーム」の期間限定製品を発売。オーガニックのラベンダー、イランイラン、プチグレンなど25のピュアな花と植物エッセンスからなる、アヴェダを代表する香り豊かで華やかなアロマブレンドのハンドクリームで、乾燥した手をなめらかに保湿してくれる。
1本の販売につき10ドルが米国乳がん研究基金(BCRF)に寄付され、さらに日本では本体価格の5%を米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などに寄付される。今回の支援製品を通して、35万ドル(約3,666万円)の寄付を目標に活動している。
ジョー マローン ロンドン(Jo Malone London)
ジョー マローン ロンドン(Jo Malone London)は、ピンクリボンキャンペーンの支援製品として、「ピオニー & ブラッシュ スエード コロン 100mL」の10月の1ヵ月間で販売する収益のうち、本体価格の5%を米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などに寄付すると表明。
「ピオニー & ブラッシュ スエード コロン」は、艶めかしく咲き乱れるピオニーの花にみずみずしい赤いりんごの実、華やかなジャスミン、ローズ、撫子を添えた、柔らかく官能的なスエードの香り。
ジー エイチ ディー(GHD)
英ヘアケアブランド「ジー エイチ ディー(GHD)」は、ピンクリボンの支援製品としてローズピンクのパッケージに包まれた期間限定コレクション「GHD ピンク コレクション」を発売。
同コレクションには人気製品のGHDプラチナ+ヘアスタイラー(259ドル)やGHDヘリオス プロフェッショナル ヘアドライヤー(259ドル)なども含まれており、同コレクション製品を購入するごとに米国乳がん支援団体Keep A Breast Foundationに10ドルが寄付される。
メイクアップイレイサー(Makeup Eraser)
アメリカで人気No.1のメイク落としタオル「メイクアップイレイサー(Makeup Eraser)」は、ピンクリボンの支援製品として、さまざま形をした“胸のイラスト”が描かれた期間限定アイテム「ブービーズ(Boobies)」を発売。
メイクアップ イレイサーは、クレンザーなどを一切使わずに水だけでメイクが落とせるタオルタイプのメイク落としで、何度でも再利用できる優れもの。こちらは本体価格の10%を乳がんの支援基金Team Edithに寄付するという。
乳がんについての正しい知識を広め、乳がんの早期発見や早期治療、セルフチェックなどを呼びかける「ピンクリボン月間」。これを機に、乳がんについて、いま一度自分事として考えるきっかけにしてみて。(フロントロウ編集部)