映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で圧巻のスタントを見せたダニエル・クレイグ。フロントロウ編集部ではダニエルの体をジェームズ・ボンド仕様に作ってきたトレーナーのサイモン・ウォーターソンにインタビュー。

ダニエル・クレイグの専属トレーナーにインタビュー

 約15年間、映画『007』シリーズでジェームズ・ボンド役を演じたダニエル・クレイグのボンド卒業作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、ついに公開。『007』シリーズの醍醐味といえば、激しいアクション。ダニエルは、今回の作品でも見応えがあるアクションを披露している。

 そんなダニエルは、いつからジェームズ・ボンドを演じるためにトレーニングを開始したのか。

 フロントロウ編集部では、ダニエルと共にボンド・ボディを作ってきた専属トレーナーのサイモン・ウォーターソンにインタビュー。

撮影の1年前から毎日トレーニング

 ダニエルが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影に入るどれくらい前からトレーニングを開始したのかという質問にサイモンは「今回の作品は1年前から準備に入った。基本的に毎日フィジカルなアクティビティをやってもらって、最初の3ヵ月はベーシックなトレーニングをしていた。脚本が届いたら脚本を分析して、映画に何が必要なのかと考えたトレーニングを考えていた。とくに長めのスタントシーンをやらなければいけないことを念頭に置きながら、どのようなワークアウトが一番いいのかというのを考えてそれを実行してもらっていたよ」と、長期間にわたるワークアウトプランを組んでいたことを明かした。

 また、ダニエルが初めて『007』シリーズに参加した『007 カジノ・ロワイヤル』の時と今では年齢が違うということもあり「『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』と『007 カジノ・ロワイヤル』の時とでは同じことをしているけど、年齢がいっているということもありそのプロセスはより時間をかけてやっている」と、時間をかけて体を作っていると振り返った。

 やはりダニエルと言えど50代にして体をジェームズ・ボンド仕様に仕上げるのはかなり大変なようで、ダニエルも「昔は6ヵ月もあればすごくいい体に仕上がっていた。けど年をとって期間が長くなったんだよ。でもそれだけの価値はある」と日本向け公式インタビューで語っている。

 53歳とは思えない体で、アクションをこなすダニエルのジェームズ・ボンド卒業作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、1年にわたり作ってきたダニエルの体にも注目したい。(フロントロウ編集部)

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