英ボーイズグループのザ・ウォンテッドが、末期癌の脳腫瘍だったトム・パーカーの闘病を乗り越え、およそ7年ぶりとなる待望の新曲「Rule The World」をリリースした。(フロントロウ編集部)

再結成したザ・ウォンテッドが新曲「Rule The World」をリリース

 マックス・ジョージ、シヴァ・ケインズウォラン、ジェイ・マクギネス、トム・パーカー、ネイサン・サイクスの5人からなるイギリス出身のボーイズグループであるザ・ウォンテッドが、今年9月に再結成してからは初となる新曲「Rule The World」をミュージックビデオと共にリリースした。

 ザ・ウォンテッド特有のダンスフロアを想起させるエネルギーに満ちた爽快で多幸感ある「Rule The World」のミュージックビデオでは、遠く離れていたメンバー5人が再び集まり、空に打ちあがる花火と共に再開を喜ぶ様子が描かれている。

 ザ・ウォンテッドは先月、7年ぶりの活動再開を正式に発表しており、これまでのヒット曲と待望の新曲2曲を追加収録したベスト・ヒット・アルバム『モスト・ウォンテッド:ザ・グレイテスト・ヒッツ』を2021年11月12日にリリースすることも決定している。また、2022年3月には、イギリスで12日間にわたるスペシャル・アリーナ・ツアーも行なう予定となっている。

 プレスリリースによれば、今回の再結成のきっかけは、2020年10月に末期の脳腫瘍を患っていることを公表した、メンバーのトム・パーカーの思いによるものだったという。末期がんを宣告されたトムは自身の治療を受けていくなかで、全米のがん研究予算のうち、脳腫瘍の新しい治療法の研究に使われるのはわずか1%であることを知り、さらなる医学研究のための重要な資金を集めるために、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで大規模な音楽イベント『Inside My Head』を開催すべく、再結成したいと、他の4人のメンバーたちにZOOMで電話をかけたそう。そして、この会話がきっかけとなり、ファンが待ち望んでいたザ・ウォンテッドの再結成が実現。このイベントにはエド・シーランやリアム・ペインといった豪華な顔ぶれが参加し、大きな話題を呼んだ。

画像: 再結成したザ・ウォンテッドが新曲「Rule The World」をリリース

日本のファン限定のミート&グリートの開催が決定

 また、ザ・ウォンテッドは、メンバー5人と日本のファンが直接触れ合えるオンライン ミート&グリートの開催も決定。2021年11月19日に発売されるアルバム『モスト・ウォンテッド:ザ・グレイテスト・ヒッツ』の国内盤CD購入者初回生産分のみの抽選特典として、このイベントへの参加権利が抽選で20名様に当たるシリアル入りチラシが封入されるという。

 2014年の解散から7年の期間を経て、ついに再始動したザ・ウォンテッド。トムの闘病を乗り越え、これまで以上に絆が深まったであろう5人のこれからの活動を楽しみにしていたい。(フロントロウ編集部)

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