環境問題を取り組む人を評価するEarthshot Prize
イギリス王室のウィリアム王子が設立した、「自然保護と回復」、「海の蘇生」、「大気の浄化」、「廃棄物のない世界の創成」、「気候変動の修復」という5つの部門で功績をあげた人を称える「2021 Earthshot Prize(アースショット賞)」がイギリス・ロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催された。
2021年から2030年まで毎年開催されるEarthshot Prize(アースショット賞)の第1回目の授賞式には、ウィリアム王子とキャサリン妃以外にも、エマ・ワトソンやエド・シーランも参加。
そんなアースショット賞では、コールドプレイが先日リリースされたニューアルバム『Music Of The Spheres(ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ)』より、新曲「My Universe(マイ・ユニバース)」をパフォーマンス。
60人が自転車を漕いでエネルギーに
コールドプレイといえば、環境に優しい方法を見つけるまではツアーをしないと語っているほど、環境について深く考えているアーティストで、つい先日、2022年に開催されるツアーでは、2016年〜2017年に行なった前回のツアー『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』ツアーの時と比較して、二酸化炭素の排出量を50%削減すると宣誓し、会場ではほとんどすべての動力を「再生可能エネルギー」でまかなうと発表した。
そして、今回のアースショット賞のパフォーマンスでは、なんと60人もの人が自転車を漕いで発生したエネルギーを使い、演奏したり照明の演出をしたりと地球に優しい公演を行なった。
@Coldplay's out of this world performance of My Universe is using energy powered by 60 cyclists! �♀️ � #EarthshotPrize
— BBC (@BBC) October 17, 2021
The #EarthshotPrize 2021 awards ceremony / Streaming now / @BBCiPlayer pic.twitter.com/EwS1J2JLMJ
コールドプレイはファンにも一緒になって環境に優しい取り組みをしようと呼び掛けており、2022年に行なわれるツアーでは、低炭素な移動手段で来場したことをアプリで証明したファンに会場で割引サービスが受けられる仕組みを作っている。(フロントロウ編集部)