メンタルヘルスの支援団体がジェイミー・リン・スピアーズからの寄付を拒否
ブリトニー・スピアーズ(39)の妹であるジェイミー・リン・スピアーズ(30)が、2022年1月18日に自叙伝『Things I Should Have Said(原題)』を刊行することを発表。併せて、書籍の収益をメンタルヘルスの支援団体であるThis Is My Brave(ディス・イズ・マイ・ブレイブ)に寄付することも発表したのだが、団体側が、ジェイミー・リンからの寄付の受け取りを拒否することを表明した。
その背景には、彼女の姉であるブリトニーが父親であるジェイミーと争ってきた後見人問題がある。ブリトニーは先月に父ジェイミーを後見人から解任することができたのだが、ジェイミー・リンに対しては、姉の問題を知っていたにもかかわらず今年に入るまで全く声をあげてこなかったとして、一部の人々から批判の声が寄せられてきた。
ブリトニーもジェイミー・リンを暗に批判するようなコメントを投稿したことがあり、「自分のために一度も前に出てきてくれたことがなかった近しい人が、それがどんなものであれ自分の状況について投稿して、当然のようにサポートを表明してくることほど最悪なものはない」と、今年7月にインスタグラムに綴っていた。
そうしたなかで、This Is My Braveのもとには、ブリトニーのために声をあげてこなかったジェイミー・リンからの寄付を拒否するよう求める声が多く寄せられたという。This Is My Braveはこれを受けて、インスタグラムを更新。「皆さんの声が届きました。私たちは行動に移します。不快な思いをさせてしまった方々には深くお詫び申し上げます。私たちはジェイミー・リン・スピアーズの新刊からの寄付を拒否することと致します」と描かれた画像を投稿して、寄付の受け取りを拒否することを表明した。
ジェイミー・リンはショックを受けていると情報筋
ジェイミー・リンは今年6月にブリトニーが置かれている壮絶な環境について声をあげた際、ブリトニーを後見人制度から解放するよう求めるハッシュタグ「#Free Britney(ブリトニーを解放せよ)」がファンの間で広まっていることに触れながら、「もしかしたら、ハッシュタグを使って公共のプラットフォームで支援するといったような、世間が望むようなサポートの仕方を私はできていなかったかもしれません」と認めつつ、「ですが、私はハッシュタグが登場する遥か昔から姉をサポートしてきましたし、これからもずっとサポートしていきます。そのことを覚えておいてください」と、長年にわたってブリトニーをサポートしてきたと強調していた。
「ジェイミー・リンは、暴力的な脅迫や主張を受けて、チャリティ団体が彼女からの寄付を安全に受け取ることはできないと感じる状況になってしまったことに当惑しています」と、情報筋は現在のジェイミー・リンの心境について米ETに証言している。
「ジェイミー・リンは何年も沈黙することを余儀なくされ、ようやく真実を話したことに対して攻撃されています。人々は、ジェイミー・リンもブリトニーと同様のトラウマの一部を苦しんできたことに気がついていないのです」と情報筋は続けている。「これは、ブリトニーかジェイミー・リンどちらかの問題ではありません。これは家族としてのトラウマであり、それぞれに異なる影響を与えているのです」。
情報筋は次のように続けている。「ジェイミー・リンはThis Is My Braveや彼らのミッションをサポートできることに心を踊らせていました。彼らが公に彼女からのサポートを受け取ることを拒否したことにショックを受けています」。
メンタルヘルスに対する支援金を拒否することは団体としても苦渋の決断だったはず。しかし、ブリトニーが暗に妹を批判するような言動を取っていることから、ジェイミー・リンの行動は批判を恐れたパフォーマンスだと受け取っているファンが多く、ブリトニーのメンタルヘルスの苦しみに加担した可能性のある人物からの寄付を受け取ることはできないと判断したよう。一方で相手が誰であれ、ネット上で暴言のようなハラスメントが起きていることは見過ごせない。
ジェイミー・リンはこの件に関してコメントを発表していない。(フロントロウ編集部)