ホラー映画『ハロウィンKILLS』が公開
映画『ハロウィン』は、1978年に第1作目が公開され、現在までに11作もの関連作品が公開されている大人気ホラーシリーズ。10月29日より日本で公開が開始となり、話題となっている。
仮装用のマスクを被った殺人鬼の“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズが登場し、主人公のローリー・ストロードがそれに立ち向かうというストーリーで、多くのファンを魅了し続けている。
この度公開された『ハロウィン KILLS』は、1978年に公開されたオリジナル版の続編となる2018年公開の『ハロウィン』の続編で、2022年に公開予定の次作、『Halloween Ends』で完結となる3部作の2作目。
主人公のローリーとその娘、孫娘の活躍に焦点が当てられ、女性のエンパワーメントにもつながる描写が多い本作について、ローリー役のジェイミー・リー・カーティスと孫娘アリソン役のアンディ・マティチャックにフロントロウが直接取材。
『ハロウィン KILLS』はすべての女性たちの物語
本作での女性の活躍について質問すると、ジェイミーはこう語り始めた。
「全ての女性たち…女の子たち、母親たち、祖母たち、曾祖母たち、それから何世代にもわたる女性たちに対して尊敬の念を持っている。彼女たちは自分たちの犠牲や葛藤、そして自分たちの強さを通して、一つになり、そして女性にとって、女性の歴史とそして女性に与えられる機会をゆっくりと変えていくことができた」
奇しくも取材日は「女性の権利」や「女性のエンパワーメント」の促進を呼びかける国際ガールズ・デーだったため、ジェイミーからは女性たちの積み上げてきた歴史の重みを感じさせるコメントが。さらに彼女は、こう続けた。
「私の映画『ハロウィン KILLS』は、私とそして私の娘と私の美しい孫娘についての物語。ストロード家の女性たちは、日本の何世代にもわたる女性たちと同じような粘り強さ、そして強さというものをこの映画で見せてくれる。
そのことが、みんなを一つにしてくれていると思う。そこには日本もアメリカもなくただ、葛藤し続け、戦い続け、成長し続け、女性が得られる機会をより大きくしていく女性たちがいるだけ。そうやって今日、私達女性が一つであることを女性たち皆が誇らしく思っているんじゃないでしょうか」
女性の強さは故郷など関係ないと語り、『ハロウィン KILLS』がいかに女性の強さを中心に作られた映画であるかを話したジェイミー。
一方アンディは、「女性が女性をサポートするという機会もどんどん増えているんじゃないかなと思う。特に女性が力のあるポジションに就いた場合、そのことが本当に素晴らしいと思うし、トリクル効果…つまり、水が上から下へ流れていくように少しずつその効果が広がっていくのではないかなと。つまりポジションや力のある女性が女性をサポートするということが他の女性にもどんどん波及していくということ。そのことがすごくパワフルなことだと私も思っている」と、女性同士が助けあいやすい環境が波及していくことの意義を語った。
パワフルでエンパワーメントな映画『ハロウィン KILLS』は、10月29日より日本全国の劇場で公開中。(フロントロウ編集部)