キッチンにあったKFCの「食べ残し」を求めてやって来たのは…
先日、米カリフォルニア州のシエラ・マドレ在住の男性宅に野生のクマが侵入する出来事があった。米ABC Newsによると、クマがこの住宅に侵入した目的はキッチンに置いてあったケンタッキーフライドチキン（KFC）の食べ残し。
以下、家主の男性が撮影したクマの映像。
※動画が再生されない場合はフロントロウのオリジナルサイトでお楽しみください。
キッチンカウンターの上に乗って、残り物のケンタッキーをむさぼり食うクマ。食べることに夢中で男性が帰宅したことに気づいていない様子だ。しかも、“招かれざる客”は1匹だけではなかった。上の動画にはこの1匹しか映っていないが、男性によると、自宅のドアの前に1匹、さらに室内にもう1匹のクマがいたという。クマたちは盗み食いをしたことに悪びれる様子もなければ、慌てて逃げることもなく、しばらくのあいだ彼の自宅の庭でくつろいでいたそう。幸いクマが男性に危害を加えることはなく、大きな音を立てたらみんなびっくりして逃げていったとのこと。
家の近所で野生のクマと遭遇するのはこの地域ではあるあるで、家の敷地内に侵入することも珍しくはないが、男性にとっては初めての経験だったそうで、「彼ら（クマ）とはこれまでに何度も会ったことがある。裏庭でばったり遭遇したこともあったけど、さすがに家の中にまで入ってきたことは一度もなかった。彼らは家の中をめちゃくちゃにしてくれたよ」とABC Newsの取材に対して語っている。
ケンタッキーといえば、「手についた油を舐めてしまいたくなるほど美味しい」という意味の宣伝文句「It’s Finger Licking’ Good（イッツ・フィンガー・リッキン・グッド）」が有名だが、どうやらケンタッキーに魅力を感じるのは人間だけではないよう。（フロントロウ編集部）
