欲望まみれのミステリー・ノンフィクション『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』
すべてはニューヨークの美術商の“第六感”から始まった。
2017年、一般家庭に埋もれていた一枚の絵が、オークションでレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の絵画とされる『サルバトール・ムンディ』、通称「男性版モナ・リザ」として史上最高額となる510億円で落札され、世界中の大ニュースに。
購入者は誰か？ これによって真のダ・ヴィンチ作品だと証明されたのか？ 知られざる美術界のからくりから、闇の金銭取引にまで迫るのが、映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』。ミステリー小説を遥かに超える、先の読めないスリリングな“事実”の波状攻撃に、常識も良識も爽快に破壊される、究極のミステリー・ノンフィクションムービーがついに上陸。
その意外な⾝元を明かすコレクター、⼿数料を騙し取る仲介者、利⽤されたハリウッドスター、巧妙なプレゼンでオークションを操作するマーケティングマン、国際政治での暗躍が噂されるある国の王⼦…。⼀⽅で、「ダ・ヴィンチの弟⼦による作品だ」と断⾔する美術界の権威も現れる。
そして遂に、510億円の出所が明かされるが、それはルーブル美術館を巻き込んだ、新たな謎の始まりだった…。
レオナルド・ディカプリオやアントニオ・バンデラス…セレブもダマされた⁉
このたび、『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』より、アートと⾦をめぐる光と影を捉えたシーン映像が解禁となった。
映像は、セレブリティが多数参加する、チャリティオークション会場の模様を捉えたシーンから始まる。協賛社のロゴが映ったバックパネルの前で取材を受けるアントニオ・バンデラス、２ショット撮影に笑顔で応じるマリオン・コティヤール、そして、派⼿な演出が際立つオークション会場には、レオナルド・ディカプリオの姿も。
©2021 Zadig Productions © Zadig Productions - FTV
「ピカソの傑作が⾃分のものに」、「２万5千ドル、その隣の⽅！」と盛り立てる競売⼈（オークショニア）の進⾏とともに、まるでお祭り騒ぎのような駆け引きが続いていくが、同時に、その駆け引きに騙された⼈についての証⾔も。
「売主が受け取った⾦額を、（購⼊者本⼈が知らないのに）他⼈が知っている」、「事実を伏せ良い買い物だと思わせようとした」など、アートとカネをめぐる光と影を捉えたような印象的な映像となっている。
映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は、11月26日に全国ロードショー。（フロントロウ編集部）
