別人級のスリムダウンが話題になったアデル
10月15日におよそ6年ぶりとなる新曲「Easy On Me」をリリースして、久しぶりに音楽シーンに帰ってきたアデル。11月19日にはニューアルバム『30』のリリースが控えているアデルは、「Easy On Me」で4週連続で米Billboardの全米シングルチャートを制するなど、シーンに帰ってきて早々大活躍しているが、シーンを離れている間には、ほとんど表舞台に姿を見せなかった。
そんななかでも、昨年5月にアデルが約半年ぶりにインスタグラムに自身の写真を投稿した際には、大幅なスリムダウンをしていたことで大きな話題に。ツイッターでは一時、彼女の名前である「Adele」がワールドトレンドの1位となったほどの騒然ぶりだった。
アデルは2019年からスリムダウンしたことが噂されており、2020年1月に米Peopleが伝えたところによれば、アデルはかつてより100ポンド(45キロ)も減量したとされていた。
アデルが投稿した写真には多くのセレブから称賛のコメントが寄せられた一方で、一部のファンからは、アデルがダイエットをして痩せたことに対して「怒っている」「裏切られた」といった批判的なコメントも寄せられることとなった。
アデルがボディポジティブに持論
今回、米CBSで放送された特別番組『Adele: One Night Only』に出演したアデルは、その中で行なったテレビ司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューのなかで、そうした批判的なコメントに言及。そうしたコメントに「私はショックを受けなかったし、影響も受けなかった」として、その理由について次のように語った。「私の体は、キャリアを通じてずっとモノとして見られてきたからね」。
「大きすぎる、小さすぎる、セクシー、セクシーじゃない」と、自分に対するさまざまな意見に触れたアデルは、「私は一度も、体型を理由に誰かに憧れたことはない。私は当時もボディポジティブだったし、今でもボディポジティブ」と、自分の過去の体型も今の体型も好きだと続けた。
また、自身の体型が変わったことで、“裏切られた”と感じてしまった人々に対しては、「誰かがその人の体についてどう感じるかを肯定してあげるのは私の仕事じゃない」とアデル。「自分の体が最悪だって感じてしまった人はお気の毒だと思うけど、(その人を認めてあげるのは)私の仕事じゃない。私は自分の人生をどうにかしようとしているから」と、自分の体型を肯定するのは自分だと持論を語った。
インタビューのなかで、アデルは痩せるためにダイエットを始めたわけではなく、元夫である元夫サイモン・コネッキとの離婚を乗り越えるために、ジムに通うようになったことが体型変化のきっかけになったと明かしている。(フロントロウ編集部)