ヤング・ドルフが36歳で逝去
故ジュース・ワールドの従兄弟で、2016年にリリースしたデビューアルバム『King of Memphis(キング・オブ・メンフィス)』が米Billboardのアルバムチャートで49位にランクインしたことのあるラッパーのヤング・ドルフが、現地時間11月17日に地元である米テネシー州メンフィスで銃撃を受けて亡くなった。享年36歳だった。
米FOX13 Memphisの報道によれば、ヤング・ドルフはこの日の午後1時ごろにクッキーを買うためにクッキーショップを訪れたところ、何者かが車で店にやってきて、窓からヤング・ドルフを銃撃したという。
ヤング・ドルフの訃報を受けてメンフィスのジム・ストリックランド氏はツイッターで追悼の意を表した。「ラップ・アーティストであるヤング・ドルフが銃撃を受けて悲劇的に亡くなったことには、暴力犯罪がもたらす痛みを改めて思い知らされました。彼のご家族やご友人に思いや祈りを捧げます」。
The tragic shooting death of rap artist Young Dolph serves as another reminder of the pain that violent crime brings with it. My thoughts and prayers are with his family and friends.
— Mayor Jim Strickland (@MayorMemphis) November 17, 2021
また、2020年に楽曲「RNB」でコラボしたメーガン・ジー・スタリオンもツイッターで彼を追悼。「とてもショックを受けているし、信じられない! 彼のご家族や友人のために祈っています! 友人にして真のレジェンドであるドルフよ、安らかに」と思いを馳せた。
I am sooo sick rn I am in disbelief! Praying for his family and friends ! Rest In Peace to my friend a true legend dolph ��
— TINA SNOW (@theestallion) November 17, 2021
シカゴ出身のラッパーであるチャンス・ザ・ラッパーもツイッターに「ドルフに神の御加護を。シカゴで生まれた、メンフィスのリアルなインディペンデント・ラッパーだった。大勢の人々に愛されていた。彼に会うたびに愛を示してくれたんだ。これは悲劇だよ。彼のご家族にも神の御加護を」と綴り、追悼の意を表した。
God bless Dolph � Real independent Memphis rapper born in chicago. loved by millions of ppl. Always showed love everytime I seen him this is tragic God bless his family man
— Chance The Rapper (@chancetherapper) November 17, 2021
ヤング・ドルフは地元のためにも積極的に活動していたことで知られ、感謝祭の日にはチャリティ活動としてターキーを住民たちに配ったり、学生のために公演を行なったり、母校に寄付をしたりしていた。
地元警察は現在、捜査を進めており、記事執筆時点では銃撃の犯人は特定できていないという。(フロントロウ編集部)