眉毛が薄い、まばらに生えているなどの悩みを解決する方法として、いま海外で自分の毛髪を眉毛に植毛する「アイブロウ・インプラント」が話題に。人気セレブもさっそく取り入れている最新美容トレンドをチェック。(フロントロウ編集部)

薄眉の救世主!海外で話題の「アイブロウ・インプラント」

 アイブロウ・インプラントとは、眉毛が薄くなった部分に、自分の髪の毛を移植する皮膚移植手術のこと。後頭部や側頭部の毛髪を皮膚組織ごと採取して薄くなった部分に移植するのが一般的で、移植した毛髪が定着すれば、その後も自然に生え続けるなどのメリットがある。

画像1: 薄眉の救世主!海外で話題の「アイブロウ・インプラント」

 とくに最近では、マスクの着用によって以前よりも眉の仕上がりが注目されるようになったこともあり、若いころに眉毛を抜きすぎた人や、もともと眉毛が薄くて悩んでいる人たちの間でじわじわと人気が高まっている。

 実際にシンガーのジョン・レジェンドの妻でモデルや料理研究家として活躍する人気セレブのクリッシー・テイゲンも、今年の11月にアイブロウ・インプラントをしたことを自身のインスタグラムを通じてファンに報告。

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 投稿内でクリッシーは「できればあまりメイクはしたくないから、この眉毛の移植手術にはとても興奮している」とコメント。実際の眉の仕上がりについては、手術用マーカーがまだ残っているため少し暗めの仕上がりだが、クリッシー自身は「また眉毛があるのって最高ね」と満足げな様子。

 最後に、クリッシーは「10代のみんな、くれぐれも私のように眉毛を全部抜かないでね」とも警告した。

画像: Instagram Stories / Chrissy Teigen

Instagram Stories / Chrissy Teigen

どうやって行なわれているの?

 米Journal of Plastic and Reconstructive Surgeryの記事によると、アイブロウ・インプラントは、一般的に患者が希望する眉の大きさや密度を担当の医師と相談して決め、医師が患者の顔にアイブロウペンシルを使って眉を描くことから始まる。その後、医師は手術用マーカーを使用して再び検査を行い、眉のバランスなどの最終確認を行なう。

画像1: どうやって行なわれているの?

 次に、患者の頭皮から特殊な装置を用いて毛包を採取し、毛包上の毛を1~2cmの長さにトリミングする。そして少量の麻酔薬と膨張性の麻酔薬を眉の部分に注射し、毛包を慎重に眉に移植する。最後に眉毛になじむように毛をトリミングしたら終了。

 クリッシーを担当した美容形成外科医のジェイソン・ダイアモンド医師によると、手術後の5日以内は軽いあざや腫れがよくみられ、治癒の過程を助けるために痛み止めや抗生物質が処方されることもあるそう。また、完全に治癒するまでの間に眉毛が何本か抜け落ちることもあるそうだけれど、これはいたって正常なことで、ほとんどの毛髪は手術後3カ月ほどで元に戻るという。

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 ちなみに、アイブロウ・インプラントの費用は、移植したい毛の量などのさまざまな要因に応じて大きく異なるけれど、一般的には3000ドル~8000ドル(約30万円~80万円)ほどだとされている。

 ダイアモンド医師は、自身のインスタグラムで「眉毛は顔の印象を決めるうえで大きな部分を占めている。私は、流行の一部として眉毛を抜きすぎたり、単に時間とともに眉が薄くなっていくことを経験している人を、世代を超えて非常に多く知っている。アイブロウ・インプラントは、(患者と)眉の形や密度などについてお互いに合意したうえで作っているため、安心していい」と語っている。

 海外で話題を集めるアイブロウ・インプラント。日本でも眉毛の植毛は行われているため、気になる人はチェックしてみては。(フロントロウ編集部)

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