エリオット・ペイジ、インスタグラムでボディを披露
2020年12月にトランスジェンダーであることを告白したエリオット・ペイジ。映画『JUNO/ジュノ』やNetflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』などへの出演で知られるエリオットは、昨年「トップ・サージェリー」という、乳房を切除して胸を平らにする手術(皮下乳房切除術)を受け、現在は良好な術後経過を送っているよう。
現在34歳のエリオットは現地時間11月28日、自身のインスタグラムに上半身裸のセルフィーを投稿。そこには、「ああよかった、新しいスマホはちゃんと機能しているみたい」というコメントが添えられていた。
一見「新しいスマホの性能チェック」のように見せかけているが、真意はそうではない。
これはエリオットが、“自分の上半身裸姿を自慢したいけど、自分に酔っているようには見えたくない”という、複雑な思いで投稿した、照れ隠しと自虐が織り混ざったギャグ!
リプライ欄には、友人であるオークワフィナから、「新しいスマホ?」という直球のツッコミが入っており、LGBTQ+のアーティストで映画監督のTourmalineからは、「鏡も機能してるね」と、ひねりが効いたコメントが書き込まれた。
現地時間11月23には、オークワフィナと仲良くニューヨークで散歩する様子をキャッチされていたエリオット。9月に開催されたファッションの祭典、メットガラでは、胸もとに“緑のバラ(※)”のコサージュを刺したスーツ姿で登場した。
※この緑のバラは19世紀後半にセクシュアリティを理由に迫害された作家、オスカー・ワイルドにちなんだものだと考えられる。オスカーは当時、緑のカーネーションのコサージュを好んでつけていたことで知られており、のちに一部のゲイの間では、緑のカーネーションやその他の花を胸元に着けることで秘かに自らのアイデンティティを伝える手段となったとも言われている。
トップ・サージェリー後、LGBTQ +コミュニティを代表する俳優としてアクティブに活動を続けているエリオット。今後も『アンブレラ・アカデミー』への出演が予定されているほか、様々な場所での活躍が期待される。(フロントロウ編集部)