ヘレン・ミレンからのクリスマスメッセージ
映画『ワイルド・スピード』シリーズのマグダレーン・ショウ役や、様々な演劇作品への出演で知られるヘレン・ミレンが、クリスマスに、あるメッセージを公開した。
ヘレンの住むイギリスでは、昨年2020年のクリスマスはパンデミックによって家族や親戚が大人数で気がねなく集まることはできなかった。そのため、フードデリバリーサービスJust Eatが公開した動画のなかでヘレンは、今年のクリスマスは特別なものになるとコメントしたうえで、こう続けた。
「しかしイギリスにいる多くの人にとって、この冬は飢餓と孤独の時間になる。でも、あなたは恵まれない人々を助けることができる。2年続けて、チャリティ団体のSocial BiteとFoodCycleは、Just Eatと協力して、ホームレスや1人でいる人、弱い立場にいる人々をサポートし、クリスマスの食事を提供します」
スコットランドにある小さなカフェから始まったホームレス支援の団体Social Biteでアンバサダーを務めるヘレンは、寒い冬にはとくに命の危機に直結するホームレスの問題のために行動を起こそうと呼びかけた。
この思いに賛同する方法は簡単。現在、Just Eatをオーダーする際に3ポンド、5ポンド、10ポンドの寄付が可能で、寄付金はその金額がそのまま支援のために使われる。3団体は、期間のなかで20万食の提供をめざしている。
『ワイスピ』タイリース・ギブソンもホームレスをサポート
『ワイルド・スピード』のキャストがホームレス支援のために行動を起こしたのは、これが初めてではない。
昨年2020年12月には、シリーズでローマン・ピアースを演じるタイリース・ギブソンが、「もし誰かが凍えるほど寒い外で寝ているのを見たら、目を逸らさないで。何かしてくれ。ブランケットを買うとか、食料やお湯とか、なにかをあげて。なんでもいい」と、ファンに向けて呼びかけた。
彼は当時映画の撮影中で、滞在中のホテルの近くにホームレスの家族がいることに気がついていた。日中には食料を差し入れし、最後には自分が泊まるホテルに招き入れることにしていた。
コロナ禍で貧困から自殺する人も増加し、ホームレス支援を頼る人も増えている。ヘレンやタイリースの呼びかけには、多くの人が共感、賛同の声を寄せている。
(フロントロウ編集部)