パトリシア不在の『SATC』続編で元右腕が活躍
1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下『SATC』)』といえば、メインキャストのサラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィス、キム・キャトラルだけでなく、同ドラマのスタイリングを手掛けた衣装デザイナーのパトリシア・フィールドも作品に欠かせない人物。
パトリシアは『SATC』で多くの人が夢中になったキャストの衣装をスタイリングし、記憶に残るファッションを生み出した。
そんなパトリシアは『SATC』の続編であるドラマ『And Just Like That…』に参加していない。『SATC』はファッションも人気だったため、『And Just Like That…』でもパトリシアのスタイリングを楽しみにしていた人は大勢。
しかし、『And Just Like That…』ではパトリシアの元右腕として『SATC』の現場でも活躍していたモーリー・ロジャースにバトンタッチ。パトリシアは何故、自分の右腕に『And Just Like That…』のスタイリストを譲ったのか。
『エミリー、パリへ行く』の撮影が被っていたから
今回パトリシアが『And Just Like That…』にスタイリストとして参加しなかったのは、リリー・コリンズ主演の『エミリー、パリへ行く』のシーズン2の撮影と時期が被っていたから。
『エミリー、パリへ行く』もファッションが注目されている作品で、シーズン1からパトリシアがスタイリストとして作品に携わっていた。
さらにパトリシアは、グローブブランドのSeymoureとのコラボも同時期に手掛けており、『And Just Like That…』に携わる時間がなかったよう。
パトリシアはモーリーのことを信頼しているようで、「モーリーが始めたとき、みんな『ああ、パトリシア・フィールドね』と言っていた。モーリーは何が起こっているのかを知っている。『SATC』の初日から一緒に仕事をしていたからね」と米Peopleで語った。
ちなみに『And Just Like That…』に携わっていないパトリシアだが、ドラマを楽しみにしているようで、Peopleの記者にドラマを見るかと聞かれると「もちろん」と答えていた。(フロントロウ編集部)