『マトリックス レザレクションズ』おしゃれすぎるレクシー
20世紀末に映像革命を起こしてから約20年。ラナ・ウォシャウスキー監督がふたたび世界を席巻する『マトリックス レザレクションズ』では、キアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスといったオリジナルキャストだけでなく、新キャストも多く起用された。
ジェシカ・ヘンウィック演じるバッグスや、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世演じるモーフィアスは注目を集めたが、映画を見た人なら、別のキャラクターにも目が引かれたことだろう。
『マトリックス』シリーズといえば、ウォシャウスキー監督が仕掛けるスタイリッシュな映像に合致したスタイリッシュな衣装も高い人気を誇る。そして『マトリックス レザレクションズ』の衣装とメイク、ヘアセットは、前3部作に引けを取らないほどかっこ良い!
だからこそ、バッグスのチームのレクシーに注目が集まったのも当然のこと。
バッグスを演じたジェシカ・ヘンウィック(左)とレクシーを演じたエレンディラ・イバラ(右)の舞台裏写真。
ウォシャウスキー監督作品に出演済みのエレンディラ・イバラ
レクシーを演じたのは、メキシコ出身でアメリカ育ちのエレンディラ・イバラ。バッグスを演じたジェシカとそんなに年が違わないように見えたが、今年で36歳の俳優で、これまでにドラマ『センス8』や『インゴベルナブレ』で存在感を発揮してきた。
『センス8』はウォシャウスキー姉妹による作品であるため、ここでラナに俳優として見初められたよう。ちなみに、『マトリックス レザレクションズ』でエレンディラと同じくらいスタイリッシュだったシェパードを演じたドイツ人俳優マックス・リーメルトも、『センス8』に出演している。
『マトリックス』への反応が可愛い
エレンディラはYahooによるインタビューで『マトリックス』第1作目は「私の人生を変えた」と話すほどで、その4作目に出演できたことに感無量。だからこそ、自分が写る『マトリックス レザレクションズ』のポスターには感激が隠せないよう。
街中でレクシーの巨大ポスターが掲げられているのを発見したエレンディラは、ショックを受けている絵文字とともに、「O M G(オーマイゴッド)」とインスタグラムでコメント。そして投稿の2枚目に、映画『ホーム・アローン』の主人公ケビンが両手を頬にあてて驚いている名シーンの画像を添えた。
また、『マトリックス レザレクションズ』のキャラクターたちが集合したポスターには、「誰か私をつねって」と反応していた。
LGBTQ+コミュニティのメンバーでフェミニスト
2010年にモデルである夫と結婚し、2017年に第1子が生まれたエレンディラは、バイセクシャル。
米Remezclaのインタビューで、「15歳の時に、誰かを愛し愛されたい、誰かと美しい恋愛関係を築きたいと思ったことを覚えてる。でも、その誰かというのは、決して男性だけではなかった」と明かしている。
また、彼女は女性のために闘っているとし、「あらゆる意味で自分はフェミニストだと思ってる。平等を信じ、そのために努力し、毎日のなかでそのために闘ってる」と、熱い思いを語った。
内面も外見も魅力的なエレンディラ。今後も彼女のスタイリッシュな姿に注目したい。
(フロントロウ編集部)