GAYLEの「abcdefu」がSpotifyグローバル・チャートで1位を獲得
17歳のシンガーソングライターであるGAYLE(ゲイル)が今年8月にリリースしたデビュー曲「abcdefu」が、リリース以来人気がじわじわと広がり続け、今月に入りついにSpotifyのグローバル・チャートで1位を獲得。Spotifyにおいて世界で最も聴かれている楽曲となった。
米テキサス州ダラス出身のシンガーソングライターであるGAYLEは、まだ今年の8月にメジャーレーベルであるアトランティック・レコードと契約を結んだばかり。デビュー曲「abcdefu」のリリースに先駆け、TikTokにその音源の一部を公開すると、すぐに話題となり、瞬く間に100万回以上再生されることに。現時点までに、TikTokではなんと70億回以上も再生されている。
「abcdefu」はここ日本でも大きな話題となっており、Spotifyのバイラル・チャートでは1位を獲得している。
「abcdefu」で元カレを徹底的にディス
日本や世界中のファンを惹きつけているのが、元カレへの怒りの感情を徹底的に詰め込んだその率直すぎる歌詞。アルファベットの順番をもじった「abcdefu」の「fu」は、「くたばれ」を意味する「F**K YOU(ファック・ユー)」の略語となっていて、次のような歌詞が綴られている。
「おまえの母親も おまえの妹も おまえの仕事も おまえのダサい車も/おまえがアートだとか言っちゃってるものも クソくらえ/おまえの友達も 二度と会うことはないだろうけど/おまえの犬以外の全員 消え失せて」
SNSでは、強烈な歌詞もさることながら、GAYLEが「犬にだけ優しい」ことも話題になった。
元カレの家に友達と乗り込むホームビデオ風のミュージックビデオもかなり作り込まれたものになっていて、実際の元カレの家ではないものの、「できる限り彼の部屋を再現しようとしたし、正直、かなり近いものができた」とGAYLEは米 The Honey Popに語っている。
「abcdefu」の和訳つきミュージックビデオはこちら。
「abcdefu」で徹底的にディスられてしまったGAYLEの元カレ。ここまで自分の曲が話題になれば、元カレからGAYLEに連絡があってもおかしくはないが、米 The Honey Popとのインタビューで“元カレから何か連絡はあった?”と訊かれた彼女は、サラッとこう言ってのけた。「私はすべて(の連絡手段)で元カレたちをブロックしているの。ハハ!」(フロントロウ編集部)