ケンタッキーフライドチキンが利用者に“注意”を呼びかけたワケとは一体。(フロントロウ編集部)

スタバに続きKFCも注意を呼びかける

 米ミシガン州にあるケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)の従業員がA型肝炎に感染していることが発覚し、保健当局が警告を発している。

 米FOX Newsによると、当該の従業員は異なる地域にある2つの店舗で勤務歴があるそうで、ジェネシー郡保健局とサギノー郡保健局は、特定の期間にKFCの店舗を訪れた人でA型肝炎の予防接種を受けていない人、もしくはA型肝炎の症状が現れた人に医療機関を受診するよう勧めている。KFCは、州および連邦政府の疾病管理予防センターと密接に連携し、地域の健康と安全を確保することに取り組んでいるそうで、濃厚接触者にはすでに通知がいっているという。

画像: スタバに続きKFCも注意を呼びかける

 A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)による一過性の感染症で非常に感染力が強く、疲労感、吐き気、嘔吐、発熱などを引き起こし、数ヵ月間続くことも。B型肝炎やC型肝炎と比べると慢性化することはほとんどないが、治療薬がなく、高齢者の場合は重症化する危険性がある。ただし、ウイルスに曝露してから14日以内にワクチンを接種すれば発症を防ぐことができるそう。

 じつは、今年11月、ニュージャージー州のグロスター・タウンシップにあるスターバックスでも従業員がA型肝炎に感染し、人にうつす恐れがある“感染期間中”に勤務していたことが判明。該当する期間に店を利用した人たちに注意を呼びかける出来事があった。A型肝炎に感染した従業員が働いていた店舗の1日の平均利用者は600人で、感染の可能性がある人の数は数千人にのぼると言われていたが、店側と保健局による早急な対応もあって感染が広がることはなかった。(フロントロウ編集部)

※すベてイメージ写真です。

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