コスメブランドの戦国時代
ここ数年、カイリー・ジェンナーやリアーナを筆頭に、セレーナ・ゴメスやアリアナ・グランデ、レディー・ガガなど、そうそうたるセレブが本業とは別に力を入れているのが、コスメブランド。
影響力があるセレブのコスメブランドとなると飛ぶように売れ、カイリーにいたってはランコムが80年かけて達成した収益1,000億円という数字を2022年には達成すると米WWDが報じた。
しかし、これだけのセレブがコスメブランドを発表していることで、世はセレブのコスメブランドの戦国時代。そのため、セレブたちが副業とするものにも少しずつ変化が見られている。
次なる時代は飲料業界への進出
これまでもジョージ・クルーニーやマシュー・マコノヒー、ジョン・ボン・ジョヴィなどがお酒をプロデュースして、飲料業界に進出していたが、最近は若手セレブの飲料業界進出が目立ってきている。
とくに2021年は若手人気セレブであるケンダル・ジェンナー、ベラ・ハディッド、ヴァネッサ・ハジェンズがコスメ業界ではなく飲料業界に進出。そんな若手人気セレブの飲料ブランドを紹介。
ケンダル・ジェンナー
ケンダルは自身のテキーラ好きが高じて、テキーラブランド「818」を立ち上げ。発売前には、ケンダルの名前を出さずに世界のテイスティングコンテストへ参加して勝利を収めるほどの実力がある。そして「818」のグッズも人気で、こちらも発売されると軒並み完売に。
ヴァネッサ・ハジェンズ
続いてヴァネッサ・ハジェンズは、友人と一緒に飲料ブランド「CALIWATER」を立ち上げ。水分補給を促進する5種類の天然由来の電解質や肌を強化する抗酸化物質や抗炎症作用、二日酔いの緩和を助けるとされているプリックリーペアエキスがたっぷりと入った飲料をメインに売り出している。また、カリウォーターは社会問題にも取り組んでおり、飢餓に苦しむ子供たちの救済に取り組む慈善団体「No Kid Hungry」と提携し、1缶売れるごとに5セントを寄付し、2022年4月までに100万ドルを寄付することを目標としている。
ベラ・ハディッド
最後に紹介するのはベラ・ハディッド。ベラはウェルネスドリンクブランド「キン・ユーフォリックス」を友人と立ち上げ、人気モデルらしくニューヨーク・ファッション・ウィーク中にローンチイベントを開催。大人向けのノンアルコールドリンクは、ストレスの緩和をサポートするといわれるハーブ「アダプトゲン」が使われており、ベラはインスタグラムで「アダプトゲンを使用し、脳の健康に焦点を当て、心を広げ、神経系を落ち着かせる初めてのドリンク」と説明している。こちらのブランドもメンタルヘルス啓蒙週間があった10月に、売り上げの10%を人気モデルのアジョワ・アボアーが立ち上げた団体GURLS TALKに寄付し、ベラ自身も同額を寄付すると発表するなどと、社会問題に取り組んでいる。
その他にも、飲料業界にはブルーノ・マーズやライアン・レイノルズ、アダム・レヴィーン&ベハティ・プリンスルー夫妻など、数多くのセレブが進出している。(フロントロウ編集部)