トム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、日本では2022年1月7日に公開となるMCU最新作。トム・ホランドが主演を務める本作は、先だって公開されている海外で記録破りの大ヒットを遂げており、公開からたったの3日間で2021年に公開された映画の中でトップの興行収入となった。
本作の前売り券は、2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を上回っており、今後も映画史に残る大ヒットになるのではないかと言われている。
この盛況に目をつけた海外のチケット転売業者は、なんと20ドル(約2,200円)の元値のチケットを、50ドル(約5,500円)~25,000ドル(約275万円)に吊り上げてeBayで販売していた。
悪徳な転売ヤーの餌食になった消費者も…
人気商品を買い占め高値で転売してお金を稼ぐ人は「転売ヤー」と呼ばれ、市場のバランスに悪影響を及ぼすこともあるため、多くの消費者から忌み嫌われている。
海外でもその状況は同じようで、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』もあり得ないほどの額で販売されてしまった。そして驚くことに売約済みのリストを見てみると、その超高価格なチケットを買ってしまった人もいる。
米IGNは、「他にもチケット1枚あたり最高100ドル(約11,000円)で販売されている。映画館のチケットは数年前に比べて確かに高くなったが、20ドルの映画チケットに何百ドルも払うのはやはりやりすぎだと思う」とまっとうなコメント。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、そのあまりにも凄まじい人気ぶりのせいで、一時チケット販売サイトがサーバーダウンしてしまうという事態になった。転売ヤーは「チケットが取れないでイライラする」という消費者の心理を利用したのだろうが、それにしても異常な価格での転売だといえる。(フロントロウ編集部)