※この記事には映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
トム・ホランドが『エンドゲーム』名シーンでミスしていた
2019年に公開され、全世界のオープニング興行収入として歴代1位となる12億ドル(約1,200億円)を売り上げるMCU最大級のヒット作となった映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。様々な名シーンが描かれた同作だが、中でも最も印象的なシーンといえば、宇宙の半分を滅亡させようと試みるサノスらに立ち向かうため、アベンジャーズらヒーローたちが集結したシーンだろう。
それまではクリス・ヘムズワース演じるソーしか持つことができなかったムジョルニアハンマーをクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカが手に取り、集結したヒーローたちを代表して「アベンジャーズ アッセンブル」と宣言するシーンは映画史に残る名シーンとなったが、スパイダーマン役のトム・ホランドは、このシーンを撮影中に痛恨のミスをしてしまっていたという。
先日、主演を務めるMCUの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のプロモーションのために米Rotten Tomatoesとのインタビューに応じたトムはそこで、自身が出演したMCU作品の中で特にお気に入りのシーンを訊かれると、『エンドゲーム』でクリスが「アベンジャーズ アッセンブル」と宣言するシーンだと回答。撮影時の思い出について振り返った。
「エヴァンスと僕の間には4〜5人くらいいて、僕たちは『彼が『アッセンブル』と言ったら、全員が叫び、的に向かっていく』っていう指示を受けていたんですけど、彼が遠くて僕は『アッセンブル』が聞こえなかったんです。彼は自分自身に言い聞かせていましたから」。
完成したバージョンでは印象的なセリフとして仕上がっていた「アベンジャーズ アッセンブル」だったけれど、実際には小声でのセリフだったために、撮影中には聞こえなかったとトム。そのため、彼は自分でタイミングを見計らって叫ぶことにしたとして、「彼が『アベンジャーズ』と言った後で、僕は『あああああ!』って感じで1人で走って行ってしまったんです」と告白した。
他のヒーローたちを差し置いて自分1人で先走ってしまったトム。そんな彼が自分のミスに気がついたのはある程度走ってしまってからだったそうで、「僕は30フィート(約9メートル)進んだ後で振り返り、子供時代のヒーローたちに向かってこう伝えました。『すみません、皆さん。間違えました』って」と明かした。
そんなトムが主演を務めるMCUの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2021年1月7日についに全国公開。(フロントロウ編集部)