火災は一気に広がる
アメリカのコロラド州にあるコストコで撮影された映像が、原野火災の恐怖を伝えている。
コロラド州ではデンバー近郊で2021年12月30日に原野火災が発生。火は強風によって周辺の町にも広がり、住宅など1000棟近くが焼け、これまでに3人の行方が分からなくなっている。また、3万人以上に避難指示が出され、ジャレッド・ポリス州知事は非常事態を宣言した。
アメリカ西部では数年にわたって干ばつが続いており、山火事が広がりやすくなっているという。火事はその後、消防の消火活動や積雪によって、ほぼ収まったと伝えられている。
そして、米9NEWSは、コロラド州ボルダー郡にあるコストコでカメラに収められた火災の映像を公開した。
映像は、コストコの店内で始まった。店内にいた人々に避難が呼びかけられ、駐車場へ出ると、あのコストコの広い駐車場が煙で先が見えない状態。店内や駐車場に人が多くいるのが確認できるということは、人々が来た時には煙はここまで酷くなかったと予想できる。また、映像では風も強く、報道されていたとおり、強風が火災を広げたということが理解できる。映像からは、それだけ急速に平野火災は広がるという可能性があると分かる。
また、ツイッターでは火災発生時の空から撮影された映像も拡散された。午後5時に撮影されたという動画では、街の各地で火災が発生しているのが見える。
My son flew back to Seattle this evening. Here is a video he took of the Superior / Louisville fires from the plane at 5 pm. Our hearts go out to our neighbors in the fire’s path and the first responders working to save their homes and businesses. #MarshallFire pic.twitter.com/O6LXrOKCXT
— Gretchen Rosenberg (@GRDenver) December 31, 2021
冬は火災が起きやすい季節。より一層気を引き締めて過ごしたい。
(フロントロウ編集部)