トム・ホランド、母との思い出を告白
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が日本公開となった。同作は公開から1か月も経たないうちに全米累計興行収入の歴代TOP10に躍り出る大ヒットを記録。ここ日本でも好調な滑り出しを見せている。
そんな本作で主演を務めるトム・ホランドが、2017年に公開された『スパイダーマン:ホームカミング』の撮影現場で起こったある出来事を告白。それは、彼と彼の母親に関するもの。
過酷だったスパイダースーツの環境
トムが着用しているスパイダースーツは非常にタイトであることが知られている。コスチュームの下に身に着けているのはTバックのみで、着用するのにも時間がかかっていたため、トイレに行くことは容易ではなかったそう。
当時、トーク番組『LiveWith Kelly and Ryan』に出演したトムは、「スパイダーマンのコスチュームで水を飲むのは危険です。(漏らしてしまうという)事故は選択肢にはないからです。あのスーツはとても高価だ。みんなに怒られますよ」と語り、「見た目は素晴らしいが、気分は最悪です。でも、それを着ることはとても名誉なことなんです。不快感よりも、それを上回るものがあります。でも、トイレに行くのは大仕事です。45分前から計画を立てなければなりません」と、過酷なスーツ事情を告白していた。ちなみに彼は米Varietyでは、スーツのほかにハーネスつけたら45分、なければ25分ほど着用に時間がかかるとコメントしている。
そんなある日、トムは母親に電話をかけ、撮影では基本的に11時間もトイレに行けないということを話したそう。
「トイレ休憩」がないことを心配した母親の行動に赤面
恐らくトムは何気なくトイレ休憩がなかったことを話したのだろうが、それを聞いたトムの母親はとても心配したもよう。
数日後、現場にいたトムを捕まえたプロデューサーは突然、腎臓の調子(※)はどうかとトムに質問。驚いたトムが聞き返すと、プロデューサーは、母親からトイレ休憩を増やすよう電話が来たことを明かした。
※腎臓は尿を作る器官。
トムはその時、「すごく恥ずかしい」気持ちになったというが、内心では母親の干渉に感謝していたという。
実際に彼は最近行なわれたジェレミー・リンチとのインタビューで、「本当にトイレに行きたかったけど、怖くて撮影を中断させることができなかったんです」と、当時の思いを明かした。
ちなみに今ではスーツは改良され、10分~15分で着用することができるようになったと付け加えた。(フロントロウ編集部)