『奇才ヘンリー・シュガーの物語』が実写映画化
ブラックユーモアで子供だけならず大人の心も掴んできたイギリスの児童文学作家ロアルド・ダールによる『奇才ヘンリー・シュガーの物語』を、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』や『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』などで知られるウェス・アンダーソン監督が実写映画化。
『奇才ヘンリー・シュガーの物語(原題:The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More)』は7つの短編からなる作品。タイトルにもなっているメインの物語『奇才ヘンリー・シュガーの物語』は、ギャンブル好きなお金持ちであるヘンリー・シュガーが主人公で、米Varietyなどはヘンリーをベネディクト・カンバーバッチが演じると伝えている。
さらに、『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート卿役や『キングスマン:ファースト・エージェント』などで知られるレイフ・ファインズ、『スラムドッグ$ミリオネア』や『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』などのデーヴ・パテール、『ガンジー』や『シャン・チー』などのベン・キングズレーなども出演する。
アンダーソン監督は、ロアルド・ダールによる『父さんギツネバンザイ』を原作としたストップモーション映画『ファンタスティック Mr.FOX』を2009年に公開。『奇才ヘンリー・シュガーの物語』はNetflixで配信。
Netflixは2021年9月にロアルド・ダール・ストーリー・カンパニー (RDSC)を買収したことを発表しており、「アニメや実写映画、TV、出版、ゲーム、没入体験型プログラム、劇場イベント、関連グッズなどを通して、独自の世界を創造」していく考えを明かした。
現在、『チャーリーとチョコレート工場』をベースとしたアニメーションシリーズ2本がタイカ・ワイティティ監督によって進められており、エマ・トンプソンやラシャーナ・リンチが出演し、ウエストエンドとブロードウェイのミュージカルを手掛けたマシュー・ウォーチャスが監督を手掛ける『マチルダは小さな大天才』のミュージカル映画も制作が進められている。
(フロントロウ編集部)