闇市場「シルクロード」をめぐる実話
2011年、検索エンジンではヒットしないダークウェブと暗号通貨“ビットコイン”という2つの暗号化技術を⽤いて、違法ドラッグから武器の売買、殺⼈依頼まで完全匿名で取引可能にした闇サイト〈シルクロード〉が誕⽣した。“闇のAmazon”や“ドラッグのeBay”とも呼ばれたサイトは、1⽇1億円超の売上げを記録。サイトの創設者ロス・ウルブリヒトは、警察やFBIのサイバー捜査を完璧にかわしていたが、2013年、ついにそんな彼を追いつめたのはパソコンも使えないアナログ捜査官だった。
2022年1⽉21⽇に日本公開される映画『シルクロード.com ―史上最⼤の闇サイト―』では、シルクロードで⾃由な世界を作るはずが闇に魅⼊られ堕ちていく若き天才ロス・ウルブリヒトと、引退を間近に控えて家族のための大勝負として捜査にあたる捜査官リック・ボーデンの驚愕の実話を描く。
アレクサンドラ・シップは「太陽のような女性」
そんな映画『シルクロード.com ―史上最⼤の闇サイト―』では、映画『X-MEN:アポカリプス』のストーム役で注目を浴び、ゴールデン・グローブ賞や放送映画批評家協会賞などでノミネートが続いている映画『tick, tick... BOOM!:チック、チック...ブーン!』にも出演する新進気鋭の俳優アレクサンドラ・シップが出演している。
アレクサンドラが演じるのは、闇サイト「シルクロード」を生み出した若き天才ロス・ウルブリヒトの恋人ジュリア。ジュリアは、闇サイトを立ち上げた当時のロスのことを最もよく知っていた人物のひとり。監督のティラー・ラッセルは、「今回はコンサルタントとしてロス・ウルブリヒトの実在の元恋人にも脚本に参加してもらったんです。アレクサンドラは唯一、実在の人物と会うことが出来たんです」と、舞台裏秘話を明かした。
またラッセル監督は、そんなジュリアを演じたアレクサンドラの人柄や演技の才能を絶賛。「アレクサンドラはポジティブで太陽のような女性です。思ったことがあれば現場で即座にフィードバックしますし、人の話もきちんと聞ける女性です。監督として彼女と仕事が出来て本当に良かったです」と彼女の印象を振り返り、「彼女が才能豊かな女優だと思わせる局面が多々ありました。監督して、彼女のプロセスを信頼してそっと方向性を指し示してあげればいいんだと早々に自覚しました」と、アレクサンドラの俳優としての才能に賞賛の声を贈った。
監督も絶賛する若き俳優アレクサンドラ・シップも出演中の映画『シルクロード.com ―史上最⼤の闇サイト―』は、2022年1⽉21⽇(⾦)より新宿バルト9ほかにて全国公開。(フロントロウ編集部)