リドスコ半世紀ぶりのTVシリーズ!テレビ界最強キャラ「マザー」誕生
『エイリアン(1979年)』のリプリー、『テルマ&ルイーズ(1999年)』のテルマとルイーズ、『最後の決闘裁判(2021年)』のマルグリットなど、映画で芯の強い女性主人公を描き続けているリドリー・スコット監督。そんな監督が脚本に衝撃を受けて約50年ぶりのテレビシリーズ監督に踏み切ったドラマ『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』で、新たに「マザー」というアイコニックなキャラクターが誕生!
本作の主人公マザーは人間の子供を育てる“母”アンドロイド。宗教戦争で破滅した地球を捨てて、新しい惑星で無神論者の子供たちを育てはじめる。
子連れの母に手を出すなというのは自然界の掟だが、その“母”が元々は殺戮兵器として開発されたアンドロイドだったらなおさら。大量破壊兵器が守るべき子供を持ったとき、人間は太刀打ちできるのか? そしてマザーは、種の違いを超えて“目的”を達成できるのか?
「人間であるとは?」「生と死とは?」「信じるとは?」「家族とは?」。ドラマ『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』ではそんなビッグクエスチョンを問いながら、映画級に壮大なスケールと何層にも入り組んだ謎とともに、アンドロイドVS人間の生き残りの戦いを描く。
無敵のアンドロイド「マザー」はどんなキャラクター?
2つのミッションを持つ“母”アンドロイド
<ミトラ教>と<無神論者>による激しい戦いで破滅した地球を逃れて、体外受精させた6人の人間の子供と共に、未開の惑星ケプラー22bで暮らし始めるマザーとファザー。アンドロイドであるマザーとファザーのミッションは2つ。ほぼ絶滅した人間の子どもを育てることと、信仰なき新世界を作ること。陽気な性格のファザーとは対照的に、マザーはしつけに厳しいが、すべては子供たちの未来を思ってのこと。
人間は互角に戦えない最強能力の持ち主
治癒能力や相手を強制的に眠らせる能力など、親ならばうらやましくなる能力を持っているマザー。しかし本来は、ネクロマンサーという戦闘用アンドロイド。地球を壊滅させるほどの世界戦争で使われたアンドロイドだけあって、マザーが叫べば超音破で人間は粉々に爆発し、息を吹けば物体は凍ったり溶けたりと、その戦闘能力は規格外。大切な子供たちに危害を加えようものなら、“血祭”が待っている。ファザーも子供たちを守ることが使命なのだが、サービス用アンドロイドである彼の能力はマザーには遠く及ばない。
リドスコ原案! スタイリッシュなビジュアル
アーストーンを基調にした『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』の世界観は、アートディレクター出身の監督として誰も見たことがない世界を作り出してきた巨匠リドリー・スコットが細部までデザインしたもの。裸体のような印象を与えるために開発されたラテックスの衣装に身を包むマザーとファザーは、まるで新世界のアダムとイヴのよう。ドラマの臨場感と壮大さを高める、スタイリッシュなSFアートも楽しめる作品。
アマンダ・コリンの演技が素晴らしすぎる
マザーは冷静沈着で任務遂行に忠実なアンドロイド。一方で、子供のことになると時に人間よりも強い感情と執着心をあらわにし、アンドロイドらしさと人間らしさの境界線がたびたびブレる。そんな複雑な役を演じるのは、デンマーク出身のアマンダ・コリン。無表情で感情を爆発させる彼女は、まるで本物のアンドロイドかと錯覚するほど!
最終エピソードでの衝撃的な展開からどこへ!?
惑星ケプラー22bの謎やマザーとファザーの誕生秘話が明かされたあと、衝撃のエンディングを迎えたシーズン1。フィナーレは米配信後に、“ラストシーンの意味”を考察する記事が各メディアで書かれるほど騒がれた。惑星の知られざる側面が明かされ、新たなキャラクターたちの伏線が示された今、シーズン2ではカラートーンもガラリと変わるほど新たな章へと突入していくと制作陣はしているので、引き続き楽しみで仕方ない。
マザーの運命はどこに向かっていくのか!? アメリカでは2月3日からシーズン2がHBO Maxで配信開始予定で、早くも大きなバズを生んでいる。日本では2月2日からシーズン1のDVDレンタル&デジタル配信が開始するので、シーズン2到来前にぜひじっくりと楽しんでおきたい。
『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』シーズン1
■無料冒頭5分映像
■2月2日 DVDレンタル開始
Vol.1-5(各2話収録)
商品詳細はコチラ
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
■2月2日 デジタル配信
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■4月27日 セルブルーレイ発売
(フロントロウ編集部)