経血のシミ抜きには鉄則がある!
突然の生理や生理中の睡眠時などによくある、経血のモレ。お気に入りの洋服や下着、シーツを血で汚してしまい、落とすのに苦労したことがあるという人も多いはず。
そんなときに大切な鉄則が、素早く適切な対処法を取り入れること。経血は乾くととくに落ちにくく、間違った方法で落とそうとするとかえって落ちにくくなる恐れもあるのだという。
どうすればキレイに落とせるのか、自宅でできる3つの方法をご紹介。
温水ではなく冷水でこする
経血に限らず、血がついたときにもっとも重要なルールと言われているのが、お湯ではなく冷水を使って落とすこと。なぜお湯がNGかというと、血液にはお湯に触れると固まる性質があるため、布についたまま落ちにくくなってしまうからだという。
米メディアGood house keepingのクリーニングラボでディレクターを務めるキャロリン・フォルテは、「冷たい流水の下に衣類やシーツを置いて、手でこすり落とすようにしてみて」とアドバイス。それでも落ちない場合は、洗濯用洗剤や漂白剤を塗布し、繰り返し揉み洗いすると落ちやすくなるそう。
ホワイトビネガーにつけてから洗濯
とうもろこしや穀物からできた醸造酢「ホワイトビネガー」は、天然のシミ抜き洗剤のような働きをしてくれるアイテムで、衣類についた経血も落としてくれる。
血がついた部分にホワイトビネガーを垂らし、10~15分間放置してから濡れたタオルなどで優しくこすると、頑固な経血の汚れでも落ちやすくなるという。その後は通常通り洗濯機で洗濯すればOK。ちなみにホワイトビネガーはほかにもカーペットなどのシミ抜きや、水垢や石鹸かすを落とすなどさまざまな役割を果たしてくれるので、とくに海外では重宝されている。
重曹を使って洗う
クリーニングブランドBizのコーポレートコミュニケーションディレクターであるバーバラ・ゴールドスタインは、重曹を使って経血を落とすことをオススメ。
バーバラは「重曹と水を2:1の割合で混ぜたものを血がついた部分に塗り、一定時間放置してみて」と勧めた。ただし、重曹を使うと色落ちしてしまうこともあるため、暗いカラーの衣類やジーンズなどを洗うときには避けたほうがいいそう。
洗濯のプロも推奨する経血の落とし方。これを覚えておけば、血がついたときには焦らずに対処できそう。(フロントロウ編集部)