グッチ家の争いを描く『ハウス・オブ・グッチ』
遂に劇場公開された映画『ハウス・オブ・グッチ』は、高級ブランドであるグッチの創業家であるグッチ家の覇権争い、そして1995年に発生したマウリツィオ・グッチの暗殺事件を描く。
実話が元になった本作では、主人公のパトリツィア・レッジャーニをレディー・ガガが、マウリツィオ・グッチをアダム・ドライバーが、パオロ・グッチをジャレッド・レトが、ロドルフォ・グッチをジェレミー・アイアンズが、アルド・グッチをアル・パチーノが演じ、各俳優の演技力が観客を唸らせる。
日本より早く本作が公開された国々では、『ゴッドファーザー』のように面白いという評価も多く、物語の面ではリドリー・スコット監督の手腕が光る。
そしてもちろん、本作はグッチ家が舞台。もちろんファッションも見どころ。作中でのファッションは劇場でのお楽しみということになるが、本作のファッションへの期待は、アメリカで本作が公開された時期のキャストたちのファッションを見れば爆上がり!
『ハウス・オブ・グッチ』関連のイベントではもちろんのこと、この時期にはキャストたちが超おしゃれなファッションに身を包んでパパラッチの前に登場しており、そのオーラはさすがスター! カメラのフラッシュを浴びるセレブリティらしいガガの姿には、彼がグッチ家の中で戦略高く行動したパトリツィアの顔が重なる…!
もちろんプレミアでは本領発揮。ドレスを自由自在に操り、パフォーマーでもあるガガとしてのセンスを見せつけた。また、劇中の夫であるアダムとの仲良しショットも。
ガガだけでなく、ジャレッドや、劇中で占い師のピーナ・アウリエンマを演じたサルマ・ハエックも、この時期には様々に目を引くファッションを披露していた。ジャレッドはあからさまにグッチと書かれたパーカーに、グッチの3色のストライプが入ったジャージのパンツを着てアピール。
サルマはベルベット素材と見られる生地を使ったドレスに豪華なジュエリーをあわせ、ゴージャスな出で立ち。
アダムが通常通りすぎる服を着続けたのは、むしろアダム/マウリツィオらしいというもの。
世界のファッション業界で大きな存在だったグッチ家の覇権争いを描く『ハウス・オブ・グッチ』は、映画ファンもファッション好きも心から楽しめる作品になっている。
ガガやジャレッドなどの見入ってしまうファッションはこちらから。
(フロントロウ編集部)