自分と同じくボディイメージの問題を抱える人に長文メッセージ
ドラマ『リバーデイル』のベティ役で大ブレイクし、一躍人気俳優の仲間入りを果たした俳優のリリ・ラインハートが、最近になって再びボディイメージの問題に苦しんでいることを明かすと同時に、自分と同様の悩みを抱える人たちに向けてメッセージをおくった。
リリは、自身のインスタグラムのストーリーを通じて「ここ数ヵ月、自分の体や体重に対する強迫観念に悩まされていて、先週からかなりひどくなってる。同じように悩んでいる人が孤独に感じないようにと思い、あえて弱い自分をさらけ出してこの文章をシェアすることにした」と言うと、こう続けた。
「私はあなたの味方だよ。批判ではなく、愛を持って自分の体を見つめることほど難しいことはないよね。私はまだそれを学んでいる最中にある。女性の体や体重にこだわるこの業界にいることで、自分の体の受容性やポジティブさが台無しになるとは思わなかった。でも、そうなっちゃった。メディアが特定のサイズの女性だけを崇拝する時代にならなければよかったと心底思う。私の体は、私の人生を25年間にわたって支えてくれた。私の傷、涙、トラウマ...。20歳の頃のようにはいかなくても、もっと好きになれたらいいな。実際、そうなれるように頑張ってる。私の体は、どんなサイズでも平等に愛と賞賛を受けるに値するとわかってる。ありのままの姿でいることが心地良いと思えないのはすごく辛い。自分の体が変化することで裏切られたような気分。鏡を見ながら、自分の“あるべき姿”を確認するために、全身に力を入れて(お腹などを)引っ込めたこともある。サンプルサイズじゃないと不都合な業界で、私はどんな姿でいることを期待されているんだろう。何億人もの人が自分の体形や見た目を気にしていると思うと胸が痛む。(特定の体形だけが賛美される)今の世の中のシステムは完全に破綻してると思う。人類はどこかでこのシステムを狂わせてしまった。自分の体についてこんな風に有害な考え方をするのは私だけじゃない。むしろ、この感覚が多くの人に理解されることが悲しい。このことについて、これからも声をあげ続けよう。それを普通のことにしよう。他の人に共感しよう。思いやりと優しさを示そう」
ちなみに、これまでにも何度か自分の体形に自信が持てずな悩んでいた時期があるリリは、特定のサイズや体形だけが良しとされる今の世の中の傾向を変えるべく、以前から積極的にボディ・ポジティブ(※)を推奨するなどして、ありのままの自分を受け入れるようファンに呼びかけている。
※自分自身の体形に自信を持ち、肯定しようと呼びかけるムーブメント。
(フロントロウ編集部)