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ロバート・パティンソン主演の最新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』に登場するバットマンの目の周りが黒い理由について、監督のマット・リーヴスがコメント。(フロントロウ編集部)

ロバート・パティンソン主演のバットマン単独映画

 2022年3月11日に公開となる『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、世界中の賞レースを沸かせた映画『ジョーカー』に続くバットマンの単独映画。

 注目のバットマン/ブルース・ウェイン役には、映画『ハリー・ポッター』や『トワイライト』シリーズ、『TENETテネット』で知られる、ロバート・パティンソンが抜擢され、その他、キャットウーマン/セリーナ・カイルをゾーイ・クラヴィッツが、リドラーをポール・ダノが、ペンギンをコリン・ファレルが、アルフレッドをアンディ・サーキスが、ジェームズ・ゴードンをジェフリー・ライトがそれぞれ演じる。

 そんな本作で注目されているのが、予告編で映し出された“バットマンの目元”。彼の目の周りは、まるでスプレーを吹きかけたように黒かったため、多くのファンをざわつかせた。

バットマンの目元にまつわるファンの長年の疑問

 実は、バットマンの目の周りが黒く塗られているかどうかについては、たびたび問題になってきた。

 なぜなら、バットマンのマスク(バットカウル)はその構造上、目の周りの肌が少し見えてしまうため、目元を黒く塗っていないと、白目が見える“いつものバットマン”のようには見えないから。

画像: ©WARNER BROS/DC COMICS

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 これまでバットマンを演じてきたクリスチャン・ベールやマイケル・キートンは、マスクが大写しになる際は目の周りを黒く塗っていたが、マスクを外した瞬間目元はきれいな状態になっていた。

 ファンはそれを見て“不自然だ”と言い続けてきたが、クリストファー・ノーラン監督をはじめとする関係者がその真実について言及することはなかった。

 ところが今回、ロバートが演じるバットマンの目の周りがマスクを取った後も黒かったことから、往年のファンはついに実写のバットマンの目の周りに関する疑問が解消されたと、大いに盛り上がった。

マット・リーヴス監督、バットマンの黒い目元についてコメント

画像: © 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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 この目元について、米Esquireのインタビューで映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のマット・リーヴス監督が言及した。インタビュアーが、「パティンソン演じるバットマンはエモアイライナーをひいている。これってなぜですか?」と、ロバートの黒い目元をエモロックのミュージシャンのメイクと比較すると、リーヴス監督はこう答えた。

 「カウルを身につけるなら、(目元に黒い色を)つけないわけにはいけません。すべてのバットマンがあれ(黒い色)をつけてきました」。

 つまり、リーヴス監督も他のファンと同じように、バットマンはマスクの下の目元を黒く塗りつぶしていると確信していたということ。

 そして、「(カウルを)脱いだときに、その下では汗水たらしていて、バットマンになりきるための全ての“演劇性”がつまっているという考えが好きなんです」と続け、その黒くなった目元が汗でにじんでいることが、まさにバットマンという役の醍醐味を表していると語った。

 ちなみにあの目元が発覚してからというもの、ロバートのバットマンは海外で、「エモバットマン」と呼ばれている。

 新作映画『THEBATMAN-ザ・バットマン-』は2022年3月11日に日本公開。(フロントロウ編集部)

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