セレブも夢中の「ヘア・フロスティング」とは?
いま海外で話題になっている「ヘア・フロスティング(Hair Frosting)」とは、明るめのカラーを線状に入れることで髪に立体感を与える「ハイライトカラー」を活用した最新のヘアスタイル。
米Refinery29によると、このヘアスタイルはロンドンに拠点を置くヘアサロン、テイラー・テイラー・ロンドン(Taylor Taylor London)のカラーリストであるスチュアート・マーシュが、人気モデルのヘイリー・ビーバーからインスピレーションを得て作ったものだそうで、スチュアートは「ヘア・フロスティングはブリーチした毛束(ハイライトカラー)を頭の前方に集中させたカラーリング方法で、顔の輪郭を強調しながら絶妙なコントラストを作り出すのが特徴です」と説明。
続けて、スチュアートは「バレイヤージュ、ホイルワークも同じように細かくブリーチを入れるカラーリングの技法ですが、しいて言えばヘア・フロスティングのほうがよりナチュラルで、より洗練された効果をもたらします」と語っている。
バレイヤージュとヘア・フロスティングの違いって?
スチュアートによると、いま話題の「ヘア・フロスティング」と「バレイヤージュ」の決定的な違いは、ハイライトの「入れ方」と「色味」。
スチュアートは「ヘア・フロスティングは通常、暗めのベースカラーにコントラストを与える技法なので、クールトーンのハイライトカラーを顔周りを中心に細かく入れます。元の髪色に溶け込むようにデザインされているので、メンテナンスが簡単なのも特徴のひとつです」と説明。
一方で、バレイヤージュについては「その名の通り、バレイヤージュには“掃く(はく)”という意味から、髪全体に細かくハイライトカラーを入れて軽やかさを出すのが特徴です。そのため、一般的には温かみのあるウォームトーンのハイライトカラーが使用される傾向があります」と話し、同じハイライトカラーの技法でも、ブリーチの入れ方も色味も全く異なると明かした。
今っぽいこなれ感のあるヘアカラーを叶える「ヘア・フロスティング」。ちなみに、ヘア・フロスティングを注文する場合は、ベースの髪色は暗めにしつつ、顔周りを中心にクールトーンのハイライトカラーを入れたいとヘアスタイリストに伝えると、より明確にイメージを共有しやすいそうなので、気になる人はぜひ実践してみては。(フロントロウ編集部)