テイラー・ロートナーが『トワイライト』の名声に悩まされた過去を告白
2008年〜2012年にかけて5作品が公開された映画『トワイライト』シリーズといえば、当時、社会現象を巻き起こすほど大ヒットし、今なお根強いファンが多くいる大ヒットシリーズ。シリーズのヒットと比例するように、W主演を務めたベラ役のクリステン・スチュワートやエドワード役のロバート・パティンソン、メインキャストのジェイコブを演じたテイラー・ロートナーらの人気も右肩上がりに上昇し、一躍世界的にブレイクした。
しかしながら、同シリーズがあまりに大ヒットしたために、テイラーはその名声に悩まされることになったよう。今回、米トーク番組『Today(原題)』のインタビューに応じたテイラーがその中で、『トワイライト』シリーズのヒットによる名声に苦労してきた経験を振り返った。
現在29歳のテイラーは「人生において一晩のうちにやってきて実現するものは少ないですが、名声の場合はそれがあり得ます」と名声について語った上で、「僕が16歳や17歳、18歳だった頃は、起きて散歩をしたりデートに出かけようとすると、家の前には12台くらいの車が待機していて、空港であれどこであれ僕について来ましたし、何千人ものファンが僕に向かって悲鳴をあげるんです」と、ほとんどどこへ行っても大勢のパパラッチやファンたちに追いかけられていたと回想。
「フラストレーションを抱えていました。だって、普通の生活を送りたいと思っていたので」と、当時はそうした状況に悩まされていたことを明かした。
そうした状況に悩まされた体験が原因で、およそ10年もの間、日用品店や映画館にも行けないような精神状態になってしまったそうで、インタビュアーからそのことを指摘されると、久しぶりに日用品店に行った時には「自由を感じました」とテイラー。
「僕は何年もの間、家から出ないか、出たとしても、帽子やサングラスを着けて怯えながら家を出ました。僕の中に何かしらが生まれていたんです。自分でも分かりませんでしたが、僕は出かけるのが怖かった。出かけるのがすごく不安だったんです。なので、僕は出かけませんでした」と、不安や恐怖のような気持ちから、長年にわたって外出することができなかったことを告白した。
そんなテイラーだが、2012年に公開された『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』でシリーズがフィナーレを迎えると、周囲の騒ぎも落ち着いてきたという。2018年から交際している恋人のテイ・ドームと昨年11月に婚約したテイラーはインタビューの中で、彼女のおかげもあって、「ここ4〜5年よりも今日のほうが遥かに調子が良いですよ」と語った。(フロントロウ編集部)