美髪の大敵!汚れたヘアブラシに潜むリスク
ブラッシングやブローなど、毎日のお手入れに欠かせないアイテム「ヘアブラシ」。そんなヘアブラシは、毎日使えば使うほど「抜け毛」や「ほこり」などの汚れが付着しがちだけれど、ほとんど手入れせずに放置してしまっている人も多いのでは?
じつは汚れが溜まったヘアブラシは非常に不衛生。ロンドンにあるヘアサロンNeil Barton Hairのオーナーであるニール・バートンは「ヘアブラシを清潔に保つことの重要性を過小評価する人がよくいますが、じつは美髪を保つうえで非常に重要なのです」と英Glamourでコメント。
その理由について、ニールは「ヘアブラシは、定期的に洗わないとブラシに残った雑菌やバクテリアが再び毛髪や頭皮に付着し、髪がべたつきやすくなるだけでなく、髪のハリやコシも失われる可能性があります」と説明。
続けて、ニールは「すべてが有害というわけではありませんが、これらの雑菌を繁殖させたままにしておくと、頭皮の匂いや肌トラブルを引き起こす可能性もあります」と指摘。「たとえ洗いたての髪であっても、汚れたヘアブラシで髪を梳かしているのであれば、結果的に再び髪が汚れるだけです」と、美髪をキープするためにも定期的にヘアブラシを掃除したほうがいいと呼びかけた。
ヘアブラシの正しい掃除方法
ヘアブラシの洗い方については、基本的には「シャンプー」と「ぬるま湯」があればOK。
具体的な掃除方法については、はじめにヘアブラシに絡んだ抜け毛をつまようじや歯ブラシを使って取り除く。次に、洗面器にぬるま湯とシャンプーを数滴入れ、優しくかき混ぜて泡立たせる。
少し泡立ってきたら、その中にヘアブラシを入れて一晩放置する。一晩たったら、ヘアブラシから浮き出た汚れを水で流して、タオルでしっかり水気をとる。あとは、風通しの良いところにしばらく置いて自然乾燥させたら完了!
ちなみに、ヘアブラシを掃除する頻度について、ニールは「少なくとも週に3回はヘアブラシから抜け毛を取り除き、1~2週間に1回はシャンプーとぬるま湯でブラシをきれいに洗ったほうがいいですね」とアドバイスする。
ただ1点だけ気をつけたいのは、木製や獣毛などのヘアブラシ。これらのタイプのヘアブラシの中には、水への耐性がないものも多く、カビや傷みの原因になる恐れがあるため、必ずヘアブラシを掃除をする前に水洗いできるか確認し、水洗いできない場合はウェットティッシュなどを上手に活用してみて。(フロントロウ編集部)