『ブラックパンサー』に登場したバッキー・バーンズ
2011年に公開された映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で、後にウィンター・ソルジャーとなるバッキー・バーンズを演じてMCUデビューを果たし、2021年にはファルコン役のアンソニー・マッキーとW主演を務めたドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』がディズニープラスで配信されたセバスチャン・スタン。
セバスチャン演じるバッキー・バーンズは、2016年に公開された映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、ヘルムート・ジモによって洗脳されたことで再びウィンター・ソルジャーに。バッキーは自身の洗脳を完全に解くために、同作の最後で、故チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラ/ブラックパンサーが統治するワカンダ王国にて、冷凍睡眠に入ることを決める。
バッキーはその後、2018年に公開された映画『ブラックパンサー』で再登場。ボストクレジットシーンに登場して、冷凍睡眠から目を覚ましたシーンが描かれる。
セバスチャン・スタンが『ブラックパンサー』への出演経緯を明かす
『ブラックパンサー』で晴れて復活を果たしたバッキーだったが、演じたセバスチャン本人が同作への出演を知ったのは、撮影の直前だったという。
今回、米Esquireに出演したセバスチャンは、インタビュアーから、“マーベルのケヴィン・ファイギ社長から、空港の手荷物受取所で伝えられて知った”という話について振られると、「紛れもない事実ですよ!」と認めて、次のように明かした。
「あれは『シビル・ウォー』のセットだったと思いますが、彼からこう言われたんです。『ああ、そうそう。来週の頭に、君に来てもらうつもりだよ。(『ブラックパンサー』の監督である)ライアン・クルーガーとシーンを撮ってもらうよ』って」
なんと、撮影の直前に、別の作品の現場で唐突に知らされたというセバスチャン。マーベルはネタバレに厳しいことで知られているが、スタジオのそうした秘密厳守の姿勢もあってか、このような重要事項を直前に知らされるのは決して珍しいことではなく、むしろ“いつものこと”だそう。
「ちなみに、いつもそういう感じなんですよ。いつも唐突なんです」とセバスチャンは米Esquireに明かしている。「役が決まった時ですら、唐突でしたから」と、バッキー役が決まった時ですらとず前だったとして、ネタバレ厳禁のマーベルらしいエピソードを明かした。(フロントロウ編集部)