レッチリが6年ぶりのアルバムを4月にリリース
これまで6度グラミー賞を受賞し、8,000万枚以上のアルバムセールスを記録してきた、人気ロックバンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下レッチリ)は、2019年に過去10年ギタリストとして活動してきたジョシュ・クリングホッファーが脱退するかわりに、レッチリの黄金期を支えたジョン・フルシアンテが復帰。
その後、音楽を制作していると発言しながらも、楽曲のリリースはなかった。
しかし今回、ジョンの復帰後初となるアルバムニューアルバム『UNLIMITED LOVE(アンリミテッド・ラヴ)』を4月1日にリリースすることが決定。レッチリが最後にリリースしたアルバムは2016年にリリースした『The Getaway(ザ・ゲッタウェイ)』。そのため、『UNLIMITED LOVE』は約6年ぶりのアルバムとなる。
アルバムをリリースするにあたり、メンバーはコメントを発表しており、「僕たちのゴールは音楽の中で迷走することです。僕たち(ジョン、アンソニー、チャド、フリー)は最高のアルバムを作るために計り知れないほど多くの時間を使って、全員または、個人で作品を磨いてきてお互いを支えてきました。バンドが同じ場所で共に時間を過ごし、そして更に成長できるための機会を与えられて本当に感謝しています。何日も、何週間も、何ヶ月も、お互いの音を聴き、曲作りをし、自由にセッションし、慎重かつ意図的なアレンジで曲を肉付けしてきました。サウンド、リズム、バイブレーション、言葉、そしてメロディーすべてに夢中になりました。僕たちは世界に光を照らしたい、人々を元気づけて、繋げて、結び付けたいです。新アルバム『Unlimited Love / アンリミテッド・ラヴ』全曲が僕たちのファセット(一面)であり、僕たちのユニバースに対する見解が表現されています。これは僕たちの人生をかけたミッションなんです。最大の波が現れた時、その波に乗れるように僕たちは常に働き、集中し、準備をしています。そして大海は強烈な波を与えてくれ、このアルバムに僕たちのすべてを託したんです。聴いてくれてありがとう。ぜひエンジョイして、思いっきり楽しんでください!」と語った。
また、レッチリに復活したジョンは「アルバム制作をスタートしたとき、まずジョニー・ギター・ワトソン、キンクス、ニューヨーク・ドールズ、リチャード・バーレット等のアーティストの曲を演奏してみたんです。そして徐々に新しいアイディアを集め、セッションした曲を仕上げ、しばらくすると新曲しか演奏しなくなったのです。作曲期間中、他のアーティストの曲を演奏するのは最後まで楽しかった。僕にとってこのアルバムを通して、メンバーの互いへの愛情と信頼というものが表現されていると思います」と、アルバムに込められた想いを話した。
今回アルバム『UNLIMITED LOVE』からの先行シングル「Black Summer(ブラック・サマー)」が配信され、MVも公開された。
レッチリは6月から『UNLIMITEDLOVE』を引っ提げてワールドツアーをスタート。ゲストにベック、エイサップ・ロッキー、アンダーソン・パーク、ハイム、ザ・ストロークス、セント・ヴィンセント、サンダーキャット、キング・プリンセスが出演することでも話題になっている。(フロントロウ編集部)