『ミラベルと魔法だらけの家』の挿入歌「秘密のブルーノ」が大ヒット
2021年11月26日に劇場公開となったディズニー新作映画『ミラベルと魔法だらけの家』の挿入歌「We Don't Talk About Bruno(邦題:秘密のブルーノ)」が、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットなっている。YouTubeで公開されているミュージックビデオは記事執筆時点で1億9,000万回以上再生されているほか、米Billboardによる全米シングルチャートでは、現在2週連続で首位をキープしている。
全米シングルチャートでの首位獲得は、ディズニー音楽としては1993年に公開された映画『アラジン』の主題歌「A Whole New World」以来となる、実に29年ぶりの快挙。加えて、『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックも全米アルバムチャートで首位を獲得。こちらも、ディズニー音楽としては2014年公開の映画『アナと雪の女王2』のサウンドトラック以来、約8年ぶりの記録となっている。
ジョシュ・ギャッドが「秘密のブルーノ」の大ヒットについてコメント
もちろん、「秘密のブルーノ」は子供たちの間でも大人気となっていて、アメリカの家では、子供たちが大声で歌っていることも多いという。しかしながら、子供たちが「秘密のブルーノ」を何度も歌うことに、少々疲れてしまっているという保護者たちもチラホラ。
ディズニー映画『アナと雪の女王』でオラフを演じた俳優のジョシュ・ギャッドもその1人だそうで、米人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演したジョシュは、「もう大問題ですよ」とジョーク交じりに語り、自宅で子供たちが「秘密のブルーノ」を何度も歌うことに困らされていると明かした。
ジョシュが出演した『アナと雪の女王』といえば、挿入歌の「レット・イット・ゴー」が全米シングルチャートで最高2位を獲得するほどの大ヒットとなり、今回の「秘密のブルーノ」と同様に社会現象に。当時は、“家で子供たちが「レット・イット・ゴー」を歌いまくっていて困っている”と言われてもそれが理解できなかったというジョシュだが、「秘密のブルーノ」が大ヒットしたことで、ようやく当時受けた“クレーム”が理解できたという。
「『もう「レット・イット・ゴー」はウンザリ』って言っていた人たちの気持ちを分かっていなかったんですけど、ようやくそれが理解できました。僕の家には2人の娘がいるんですが、2人が毎日踊りながら歌うんです。毎日ですよ」とジョシュ。「ようやく気持ちが分かりましたよ。恥ずかしながらね。僕らもそれをやってしまって、申し訳なかったですね」と、ジョーク交じりに「レット・イット・ゴー」のヒットを謝罪した。
ジョシュは現在、娘たちが「秘密のブルーノ」を早く飽きるよう、逆に何度も再生しまくっているというが、それは逆効果だったという。「飽きてくれたらいいなと思ったんです。でも、もっと夢中にさせただけでしたね。すごく困っていますよ」と語ったジョシュは、曲のタイトルにかけて、「もうブルーノのことは秘密にしなければいけないですよね」とジョークを飛ばした。
「レット・イット・ゴー」の大ヒットを経験したディズニー俳優ですら、毎日「秘密のブルーノ」を歌う子供たちに困らされているという今回のエピソードからは、「秘密のブルーノ」がいかに大きな社会現象となっているかが伝わってきた。(フロントロウ編集部)