映画『ミッション:インポッシブル』の8作目で、トム・クルーズがシリーズから引退する可能性が浮上している。同作は新型コロナウイルスの影響で制作が遅れ、莫大な費用になり始めているという。(フロントロウ編集部)

トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル』を引退か

 トム・クルーズの代表作として知られる映画『ミッション:インポッシブル』シリーズは、7作目が2021年、8作目が2022年と2年連続で公開されるはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の感染により撮影に遅れが生じ、現在は7作目が2023年、8作目が2024年にリリース予定となっている。

画像: トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル』を引退か

 このたび、1996年の第1作目公開以来、長年にわたって主人公のイーサン・ハントを演じてきた主演のトムが、8作目でシリーズから引退すると報じられた。

 米Varietyによると、『ミッション:インポッシブル』の関係者は7作目と8作目がトム演じるイーサン・ハントとのお別れになる、つまりシリーズ全体の「集大成」になることを計画しているそう。

 トムは7作目と8作目ができるだけ期間をおかずに公開されるよう制作を進めており、7作目はほぼ完成していて、現在は南アフリカで8作目の制作に入っている。

新型コロナで遅れ…かさむ費用に悲鳴

 トムが主演を務める作品は、新型コロナウイルス感染拡大のために公開延期や制作の遅れが生じている。『ミッション:インポッシブル』だけでなく、新作映画『トップガン マーヴェリック』もいまだに公開されていない。

画像1: 新型コロナで遅れ…かさむ費用に悲鳴

 そんななか、米パラマウント・ピクチャーズの関係者は「制作費にヒヤヒヤし始めている」ことを英The Sunが報じた。

 トムがかかわっている複数のプロジェクトが遅延を重ねたことで、その費用はなんと約470億円(3億ポンド)にまで膨れ上がり、スタジオをひっ迫しているそう。

 ある映画関係者は、「誰もこのような事態を予測することはできませんでしたが、事実、これらの遅延と追加コストが積み重なっており、それが注目され始めています」とコメント。

画像2: 新型コロナで遅れ…かさむ費用に悲鳴

 そして、「トムとこれらの映画のような大作であっても、それはスタジオに大きな借入金なわけで、(映画スタジオの)ボスはそろそろ作品をスクリーンに届けたいと必死になっているのです」と付け加え、トムの映画が早く劇場公開され、資金を回収したがっていることを明かした。

 トムが主演を務めた映画『トップガン マーヴェリック』は、1年以上の公開延期を経て、ついに2022年5月27日に公開となる。『ミッション:インポッシブル』もすでに公開が遅れているが、現在の予定通りにいくと、2023年に7作目、2024年に8作目が公開となる。(フロントロウ編集部)

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