ドラマ『glee/グリー』サンタナ役で知られる俳優ナヤ・リヴェラが2020年7月13日に遺体となって発見された事故で、遺族が不法死亡だとして訴えていた訴訟が和解になることが報じられた。(フロントロウ編集部)

ナヤ・リヴェラの死亡事故をめぐって訴訟を起こしていた遺族

 現地時間2020年7月13日、米・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあるピル湖にて遺体となって発見された俳優のナヤ・リヴェラ

画像: ナヤ・リヴェラと第1子のジョージー。

ナヤ・リヴェラと第1子のジョージー。

 日本でも人気を博したドラマ『glee/グリー』サンタナ役で知られるナヤは、遺体となって発見される5日前に当時4歳だった第1子のジョージーと共にピル湖を訪れた際、水の中にいるあいだに乗っていたボートが流される事故に遭い、ジョージー君ボートに押し上げた後で、消息が不明となっていた。

 ジョージーはその後、父であり、ナヤの元夫である俳優のライアン・ドーシーに引き取られ、ライアン、そしてナヤの妹であるニカイラ・リヴェラと共に生活を送っている。

 ライアンと、ナヤの遺産管理団体は2020年11月、ジョージーの名前で、ナヤの不法な死と遺族の精神的苦痛を理由にカリフォルニア州ベンチュラ群らを相手取って訴訟を起こした。彼らが提訴した対象には、湖があるユナイテッド・ウォーター・コンサベーション・ディストリクト、湖を管理する団体であるパークス・アンド・レクリエーション・マネジメントも含まれていた。

 当時、米Us Weeklyが入手した裁判資料には「ボートには安全にアクセスできるはしごやロープ、アンカー、ラジオ、またスイマーがボートから離れるのを防ぐための安全装置が装備されていませんでした」と書かれていたほか、「16フィート(約4メートル)を超えるすべてのフロートには浮き具や救命装置を整備しなくてはいけないものの、装備されておらず、これはカリフォルニア州の法律に違反する」と記載されており、フロートは安全装備が整っておらず、ナヤの死は防げた可能性があるとした。

遺族と管理団体らが和解へ

 遺族が訴訟を起こしてから1年半が経とうとしているなか、今回、遺族と管理団体らが和解に至ったと米E!Newsが報じた。

画像: 遺族と管理団体らが和解へ

 米E!Newsによれば、遺族らは米現地時間2月24日に和解に至ったといい、3月16日にカリフォルニア州のベンチュラ高等裁判所で行なわれる審問で正式に承認される見込みだという。

 「この和解を通じてジョージーが得るのは、最愛の母親がピル湖で溺死した悲劇に対する補償だけです」と米E!Newsが入手した声明には記されている。「ジョージーが母親を亡くしたという悲劇から真に立ち直ることはできませんが、金銭的な和解が、悲劇後のジョージーの人生において大きな助けとなることを非常に喜ばしく思っています」。

 補償の金額といった和解の具体的な内容については明らかになっていない。(フロントロウ編集部)

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