俳優のルーシー・ボイントンが、2019年のアカデミー賞で恋人のラミ・マレックから受賞スピーチの中で愛を伝えられた時のことを振り返った。(フロントロウ編集部)

ルーシー・ボイントンがラミ・マレックのスピーチを振り返る

 ロックバンド、クイーンの伝説的なフロントマンであるフレディー・マーキュリーの生涯に焦点を当てたストーリーを描き、高い評価を得た2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』。同作で主役のフレディーを演じたラミ・マレック(40)と、フレディーの恋人であるメアリー・オースティンを演じたルーシー・ボイントン(28)は、私生活でも交際に発展。今も順調に愛を育んでいる。

画像: ルーシー・ボイントンがラミ・マレックのスピーチを振り返る

 『ボヘミアン・ラプソディ』は批評的にも成功を収め、2019年に開催された第91回アカデミー賞では最多となる4冠を受賞。ラミも名誉ある主演男優賞を受賞した。ラミは受賞スピーチの中で、当時既に交際をスタートさせていたルーシーへの愛も語っており、「ルーシー・ボイントン、あなたは作品の核です。素晴らしい才能に溢れたあなたは僕のハートを掴みました。本当にありがとう」と、直接メッセージを伝えたことも話題になった。

 公の場で堂々とルーシーへの愛を伝えてみせたラミだったが、ルーシー本人はアカデミー賞授賞式という晴れ舞台で彼から愛を伝えられたことをどう受け取ったのだろうか? 実は、ルーシーは当初、公の場だということをすっかり忘れていたそうで、今回、英You Magazineとのインタビューで当時のスピーチについて次のように振り返った。

 「すごくばかみたいな話なんですけど、私はそこが公の場だという考えが完全に抜け落ちていたのです。その時起きていたことをミリ秒単位まで全身で感じていたら、突然、拍手が聴こえてきて、それが公の場だったということに気がつきました。ちょっと奇妙でしたね」

 同じインタビューの中で、ルーシーは『ボヘミアン・ラプソディ』の現場が自分に自信をつけるきっかけになったとも明かしており、「若かった時、私はセットで誰のことも邪魔しないようにすごく気をつけていたのですが、『ボヘミアン・ラプソディ』では、誰もが今起きていることについて話したいと思っているということを学びました」と語っている。

 「カメラマンにどんなレンズを使っているか訊いたって良いのです。それ以前の私は、萎縮してしまってそういうことを訊けなかったのですが。彼らは大抵、情熱を持って教えてくれるのです」と語って、同作のセットがきっかけとなり、撮影現場で一緒に作品を作るクルーたちに積極的に話しかけられるようになったと振り返った。(フロントロウ編集部)

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