ジョージ王子の学校でもウクライナのことが話題になっている
英王室のウィリアム王子と妻のキャサリン妃が、ロンドン市内にあるウクライナ文化センターをサプライズ訪問した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、英王室ではウィリアム王子夫妻とチャールズ皇太子がウクライナへの支持を表明しているほか、エリザベス女王が私費でウクライナ支援のために寄付をしたことをバッキンガム宮殿が認めている。
連日報道されているとおり、現在もロシア軍による攻撃は続いており、戦闘は日に日に激しさを増している。先日、ロシアとウクライナの3度目の停戦交渉が行われ、民間人を避難させるための「人道回廊」を設置することで合意したものの、根本的な問題解決にはほど遠く、停戦実現には至っていない。
この日、ウクライナ人コミュニティのメンバーやボランティアと話をしたウィリアム王子は、自分ももっと役に立ちたいと思っているが、立場的にもできることが限られている現状に「自分たちは役立たずだと感じます」と言うと、続けて長男のジョージ王子(8)や長女のシャーロット王女(6)もウクライナで起きていることを知っていると明かした。
「うちの子たちは、家に帰ってきてからこのこと(=ウクライナ侵攻)について色々聞いてきます。学校の友達のあいだでも話題になっているようです。(子供たちとこの問題について話し合う際は)慎重に言葉を選んで説明しなければなりません」
ジョージ王子もシャーロット王女もまだ小学校の低学年だが、2人ともウクライナでの戦争を気にかけており、学校でも友達とそのことについて話をしていることが明らかに。
ちなみに、この若さでジョージ王子はすでに社会問題に関心を持っているそうで、“ゴミ拾いをした翌日にまた同じ場所でゴミがポイ捨てされているのを見て理解に苦しんでいるようだった”というエピソードを、ウィリアム王子は過去に英BBCのインタビューで語っている。(フロントロウ編集部)