ハリウッド実写版『ONE PIECE』のキャスト陣
尾田栄一郎による世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』をハリウッドが実写化するNetflixドラマ『ONE PIECE』の撮影が開始されている。
本作については、モンキー・D・ルフィ役にイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロ役に新田真剣佑、ナミ役にエミリー・ラッド、サンジ役にタズ・スカイラー、ウソップ役にジェイコブ・ロメロ・ギブソンが発表されていた。
ドラマが原作のどこからどこまでを映像化するのかは不明だが、先日追加で発表されたキャストたちが演じるのはコビー、アルビダ、ヘルメッポ、バギー、アーロン、ガープであり、原作の初期に登場するキャラクターであることから、麦わらの一味のオリジンストーリーになると予想される。
ガープに関しては、原作での初登場は他のキャラクターよりも遅いものの、主人公であるルフィとの関係性を考えれば、早めにドラマに登場させることは可能だろう。
ガープを演じるビンセント・リーガンは、『タイタンの戦い』や『300 スリーハンドレッド』などへの出演で知られ、その渋さがすでにぴったりだと話題。
バギーを演じるのはジェフ・ワード
一方で、憎めないキャラとして人気のバギー役には『エージェント・オブ・シールド』のジェフ・ワードが起用され、思わぬ2枚目俳優の登場にファンが驚いている。
とはいえ、原作に忠実にバギーを実写化するのであれば、メイクで顔の雰囲気は変わるだろう。そして何よりも重要となってくるのは、その鼻。
バギーの鼻はピエロのような丸く赤い鼻であり、彼のコンプレックスでもある。鼻を揶揄されたと“聞き間違えた”バギーが激怒するという展開は、原作ファンにとってはお馴染みで、その鼻がどう表現されるのかは気になるところ。
そんななか、ドラマのショーランナーを務めるスティーヴン・マエダが、こんな写真をインスタグラムに投稿した。「これの何かが、なんだか馴染みがある…」というコメントが添えられた写真には、骸骨に真っ赤な鼻が釘で打たれた置物が。
これは、南アフリカにある美術館Zeitz MOCAAで撮られたものであり、さすがにこれがジェフの顔につけられるわけではないが、彼の鼻がただ赤く塗られるだけでなく、実際に大きな丸い鼻になるのは期待できそう。
ドラマの制作陣は原作への敬意を持っており、尾田栄一郎もエグゼクティブプロデューサーとして制作に携わる。そしてドラマ制作のプロジェクト名は、「プロジェクト・ロジャー(Project Roger)」。『ONE PIECE』の物語の始まりを作った、かの海賊王ゴール・D・ロジャーの名前をプロジェクト名にするあたり、制作陣の熱意を感じるというもの。
ドラマは全10話になる予定。配信日は決定していないが、ワクワクして待ちたい。
(フロントロウ編集部)