『ザ・バットマン』への出演について、バリー・コーガンが口を開いた。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のネタバレが含まれます。

ヴィランが何人も登場する『ザ・バットマン』

 マット・リーヴス監督による映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が世界で大旋風を巻き起こしている。

 大ヒットを記録した『ダークナイト』3部作『ジョーカー』に続くDCコミックス原作の単独映画を制作することには非常に大きなプレッシャーがかかったことは確実だが、リーヴス監督などの制作陣、そしてブルース・ウェイン(バットマン)役のロバート・パティンソンやキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツといったキャストたちが完成させた作品は、非常に高い評価を受けている。

 本作のメインヴィランはリドラーだが、ペンギンやカーマイン・ファルコーネなど、多数の悪役が登場する。そしてそのなかには…、ジョーカーも。

 ジョーカーを演じるのは、映画『アメリカン・アニマルズ』や『エターナルズ』で知られるバリー・コーガン。とはいえその役名は「Unseen Prisoner (見えざる囚人)」となっており、リーヴス監督もフロントロウのインタビューで、ジョーカーの存在は続編への繋がりではなく、ゴッサム・シティを描くうえで重要だったために登場させたと語ってくれた。

画像: 『ザ・バットマン』のプレミアに出席したバリーと、ゴードン刑事役のジェフリー・ライト。

『ザ・バットマン』のプレミアに出席したバリーと、ゴードン刑事役のジェフリー・ライト。

バリー・コーガン、『ザ・バットマン』出演の感想

 そして先日、バリーがEsquire Middle Eastのインタビューに登場。『ザ・バットマン』への出演についても口を開いた。

 「(監督は)才能のある人です。とくにマット・リーヴスと(プロデューサーの)ディラン・クラークは2人とも僕からすると素晴らしい。本当に。そして『ザ・バットマン』のユニバースに参加できることも。こういった映画のファンですし、とくにバットマン作品のファンです。だからその世界にいられることは夢みたいで、まだ頬をつねっています。

 彼は私が憧れる映画製作者です。彼と一緒にいられ、その仕事ぶりを見られることは、(『エターナルズ』監督の)クロエ・ジャオを見ていてもですが、僕たちを現場で安心させてくれるし、必要なだけ時間をくれるし、必要なものを与えてくれます。僕は非常に幸運な立場です。

 そしてコリン・ファレルともふたたび共演できて。コリンとは同じシーンにはいませんでしたが。ゾーイやロブといったキャストたちとも(共演できて幸運でした)」

画像: コリンとバリーは映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』で共演している。

コリンとバリーは映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』で共演している。

 『ザ・バットマン』の続編はまだ正式発表されていないが、多くのファンは続編が作られることを期待している。そしてそうなった場合には、彼が演じるジョーカーがメインヴィランになるだろう。そしてバリーは、今回唯一同じスクリーン上に登場したリドラーを演じたポール・ダノとの共演は楽しかったとも話した。

 「僕はとても、とてもポールのファンなんです。すごく良い奴でもあるんですよ。『プリズナーズ』といった彼の映画をすべて見ましたし。僕たちは似ていると言われることもありますが、“そう?”って感じですね」

 バリーとポール、さらにゾーイやアルフレッド役のアンディ・サーキスなど、『ザ・バットマン』には個性派俳優の出演が多いといえる。そんな俳優たちの共演による化学反応は、ぜひ映画館で。

(フロントロウ編集部)

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