DC単独映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、両親が殺害されたことへの復讐を誓ったバットマン/ブルース・ウェインが、史上最狂の知能犯であるリドラーに翻弄されていくというストーリー。
主演を務めるのは、映画『ハリー・ポッター』や『トワイライト』シリーズ、『TENETテネット』で知られる、ロバート・パティンソン。
そんな本作で気になるのが、「バットマンの声」!あの低くて渋い“イケボ”にシビれた人も多いのではないだろうか。実は主演を務めたロバートは、あの声を出すために様々な努力を重ねていたのだった。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』、あの声を作るのに多くの試行錯誤
ロバートは米InsiderとのQ&Aで、バットマンを自分のものにするためには、多くの「試行錯誤」があったことを認めた。彼とマット・リーヴス監督は、あの声にたどり着くまで、いくつもの声を試したそう。
「最初の2、3週間は、いろいろな声を試していたと思います。最初に撮った数シーンはセリフが少なかったので。僕とマットでなんとなく決めていきました。そのうちある一定の場所に落ち着き、それは、他の(人が演じた)バットマンの声からの進化のように感じられ、同時にある意味で快適にこなすことができた」と、「バットマンの声」を出し始めた時の感動的な気持ちを述べたロバート。
ロバートによると、もともと彼は自分の声を前任者たちとは違うものにしたかったそう。米トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際には、「根本的に違うこと」をやりたいと述べていた。
しかし、最初にバットマンの声を出してみた時は「かなりひどい」ものになってしまったと語る。しかも、「より低く、よりハスキーなアプローチ」をしたときには、それをやめるように頼まれさえしたという。
しかし、スーツを着せてくれていたスタッフから、『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベールも同じように声のことで悩んでいたことを教えられ、安堵したそう。
ちなみにロバートは米IndieWireとのインタビューでは、「バットマンの声」として参考にしたのは、2019年にカンヌ国際映画祭で公開された『ザ・ライトハウス(The Lighthouse)』で共演した俳優、ウィレム・デフォーの声だと語っている。
映画『THEBATMAN-ザ・バットマン-』は、3月11日より日本公開。(フロントロウ編集部)